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ZRX1200ダエグの次期モデルは?高騰理由と中古市場を解説

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ZRX1200ダエグの次期モデルは?高騰理由と中古市場を解説

ツーホイールズライフ・イメージ

ZRX1200ダエグの次期モデルに関する噂は、生産終了から年月が経過した今もなお、多くのカワサキファンが注目し続ける大きな話題です。2016年に惜しまれつつファイナルエディションが発売されて以降も、その人気は衰えるどころか、むしろ加熱しているようにさえ見えます。

背景には、中古市場におけるダエグの値上がりがあり、一部の極上車や特別仕様車は「ダエグは高騰している」と実感させる価格で取引されています。ZRX1200Rとの違いや、限定発売された40周年記念モデルのような特別な車両の存在も、このバイクの価値を支える要因となっています。

さらに、ハイスロ流用といった定番カスタムから、最新パーツを使ったカスタム全般の人気も非常に高く、今なお多くのライダーを魅了し続けています。

この記事では、中古市場の動向、ZRX1200Rとの具体的な比較、そして最も気になる次期モデル登場の可能性について、最新の情報を交えながら深く掘り下げていきます。

記事のポイント

  • ZRX1200ダエグが値上がりしている理由
  • ZRX1200Rとダエグの具体的な違い
  • 人気のカスタムや特別仕様車の詳細
  • 次期モデルに関する噂の信憑性と将来予測

ZRX1200ダエグの次期モデルは登場する?

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  • 値上がり傾向か
  • 高騰の背景と中古市場
  • 中古車選びの注意点
  • ZRX1200Rとダエグの違いを比較
  • 系譜と特徴

値上がり傾向か

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ZRX1200ダエグの価格が値上がり傾向にある理由は、単に人気があるからというだけではなく、複数の明確な要因が重なっています。最大の要因は、多くのファンに惜しまれながらも2016年のファイナルエディションをもって生産が終了している点です。

この生産終了の背景には、当時世界的に厳しくなった排出ガス規制(EURO4相当)への対応が困難であったことが挙げられます。これにより、新車での入手が不可能になったのです。

もともとZRX1200ダエグは、日本のライダーの体格や、ストップ&ゴーの多い国内の交通環境に合わせて開発された「国内専用モデル」でした。海外モデルをベースとせず、日本のために設計されたという点が、多くの日本人ライダーの心を掴みました。

さらに、歴史的な価値も価格を押し上げています。ダエグに搭載された水冷4気筒DOHCエンジンは、1984年のGPZ900Rから続く伝統の系譜、いわゆる「Ninja系エンジン」を搭載した最後のモデルです。30年以上にわたるカワサキ水冷4気筒の歴史を締めくくるモデルであるという事実も、ZRX1200ダエグを唯一無二の存在にしています。

このように言うと、人気モデルが新車で手に入らなくなり、さらに歴史的な価値や国内専用設計という希少性も加われば、中古市場での需要が高まるのは自然な流れと言えます。特に状態の良い個体や、後述するファイナルエディション、40周年記念モデルといった特別仕様車は、その希少性から価格が押し上げられています。

高騰の背景と中古市場

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前述の通り、生産終了による絶対的なタマ数の減少と、根強い人気による高い需要が、ダエグ高騰の直接的な背景にあります。中古市場では、走行距離が少なく、大切に保管されてきたことがうかがえる個体には、新車時のメーカー希望小売価格(最終モデルで約117万円)を上回る価格がつくことも珍しくありません。

加えて、ZRX1200ダエグはカスタムベースとしての人気が非常に高いことも、市場価格に大きく影響を与えています。マフラーやサスペンション、ブレーキといった機能部品から、外装パーツに至るまで、国内外の有名メーカーから現在もなお数多くの高品質なパーツが供給されています。

中古市場に流通する車両の中には、こうした高価なパーツでフルカスタムされた付加価値の高い車両が多く含まれます。これらのカスタム費用が車両価格に上乗せされるため、結果として中古車市場全体の平均価格を引き上げている側面もあります。

ダエグ高騰の主な理由まとめ

  • 生産終了: 2016年のファイナルエディションをもって生産が終了し、新車での入手が不可能なため。
  • 歴史的価値: GPZ900Rから続く「Ninja系エンジン」を搭載した最後のモデルであるため。
  • 希少性: 日本のライダーのために開発された「国内専用モデル」であったため。
  • カスタム人気: カスタムベースとしての人気が非常に高く、高品質なパーツで付加価値の付いた中古個体が多いため。

中古車選びの注意点

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生産終了から既に一定の年月が経過しているため、ZRX1200ダエグを中古で選ぶ際には、価格や走行距離だけでなく、車両の状態を慎重に見極める必要があります。特に、カワサキ車特有のウィークポイントとされる部分のチェックは欠かせません。

例えば、冷却系の状態です。ラジエター本体やホースの接続部、ウォーターポンプ周辺からの冷却水漏れや滲みの有無は、必ず確認したいポイントです。また、エンジンが温まった状態でラジエターファンが正常に作動するかもチェックしましょう。

エンジンの状態としては、エンジンヘッドカバー(カムカバー)のガスケットからのオイル滲みが、ある程度の年式や走行距離の個体では見られることがあります。軽微な滲みであればすぐに問題とはなりませんが、明らかな「漏れ」になっている場合は修理費用も考慮に入れる必要があります。

中古車選びの重要チェックポイント

中古車選びでは、価格の安さに飛びつかず、車両の状態を最優先することが長期的に見て重要です。

  • 冷却系: ラジエター、ホース類、ウォーターポンプからの漏れや滲みがないか。ファンの動作は正常か。
  • エンジン: ヘッドカバーやクランクケースからのオイル滲みや漏れ。始動性、アイドリングの安定、異音の有無。
  • 電装系: DAEGはFI(フューエルインジェクション)搭載車です。灯火類はもちろん、FI警告灯の点灯やエラー履歴がないか確認。
  • カスタム: 改造されている場合、保安基準(マフラー音量、車体寸法など)に適合しているか。可能であればノーマル部品の有無も確認できると尚良いです。
  • 車体: フレームや足回りに転倒による大きな傷や歪みがないか。

価格が高騰している今だからこそ、焦って状態の悪い個体を選んでしまうと、購入後の修理やメンテナンスに多額の費用がかかる可能性があります。できる限り信頼できる販売店で実車をよく確認し、整備記録などが残っている個体を選ぶことをお勧めします。

ZRX1200Rとダエグの違いを比較

ZRX1200Rとダエグの違いを比較

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ZRX1200ダエグ(DAEG)は、その前身であるZRX1200Rから多くの点で単なるマイナーチェンジとは言えないほどの進化を遂げています。「R」と「ダエグ」は、兄弟モデルでありながら、その乗り味やコンセプトが異なります。

最大の違いは、燃料供給方式がキャブレター(R)からフューエルインジェクション(DAEG)に変更された点です。これにより、ダエグは季節や標高を問わない安定した始動性、スロットルレスポンスの向上、そして燃費と環境性能の向上を実現し、より現代的で扱いやすいエンジン特性となりました。

さらに、トランスミッションもRの5速から6速へと変更されています。これにより、高速道路などでの巡航時にエンジン回転数を低く保つことが可能になり、快適性の向上とさらなる燃費改善に貢献しています。

他にも、車体や足回り、デザイン、装備に至るまで細かくブラッシュアップされています。主な違いを以下の表にまとめました。

比較項目ZRX1200R (最終型付近)ZRX1200 DAEG (2009年)
燃料供給キャブレター (CVKD36)フューエルインジェクション (FI)
トランスミッション5速リターン6速リターン
最高出力74kW (100PS) / 8,000rpm ※国内仕様81kW (110PS) / 8,000rpm
最大トルク94N·m (9.6kgf·m) / 7,000rpm ※国内仕様107N·m (10.9kgf·m) / 6,000rpm
ブレーキ (フロント)TOKICO製 異径6ポットキャリパーTOKICO製 異径4ポットキャリパー (ペタルディスク)
ホイール3本スポークデザイン5本スポークデザイン (新形状)
装備シンプルなアナログメーター構成イモビライザー、ハザードランプ、収納式荷掛けフック
その他-ビキニカウル内インナーカウル装備、シート形状変更(足つき性向上)

※ZRX1200Rの国内仕様は当時の自主規制により出力が抑えられていますが、ダエグはFI化と6速ミッションの採用、そして何より国内専用設計として最適化されたことにより、全域でRを上回るパフォーマンスと扱いやすさを両立させています。特に最大トルクの発生回転数が下がっている点は、日本の公道での乗りやすさに直結しています。

系譜と特徴

系譜と特徴

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ZRX1200ダエグのルーツを辿ると、1996年に登場したZRX1100に行き着きます。このモデルは、1980年代に活躍したカワサキのワークスレーサー「Z1000R」、通称「ローソンレプリカ」を彷彿とさせる角目ビキニカウルとライムグリーンのカラーリング、そして力強いスタイリングで、当時のネイキッドブームの中で絶大な人気を博しました。

その後、2001年にエンジン排気量を1,052ccから1,164ccへと拡大し、ZRX1200R(ビキニカウル仕様)とZRX1200S(ハーフカウル仕様)が登場します。特にZRX1200Rは、ZRX1100のコンセプトを色濃く受け継ぎ、「漢(おとこ)らしい」大排気量ネイキッドの定番モデルとしての地位を不動のものとしました。

ZRX1200Rの特徴は、なんといってもその迫力あるスタイリングと、GPZ900Rから続く伝統の水冷エンジンの豪快なパワーフィールです。キャブレターモデルならではの、スロットル操作に対するダイレクトな反応も魅力の一つでした。2004年モデル以降は最大トルクの発生回転数を下げるなど、熟成と扱いやすさを増す改良も行われました。このZRX1200Rが築き上げた「力強さと操る楽しさ」というDNAが、フューエルインジェクションと6速ミッションという現代的な装備を得て、ZRX1200ダエグへと正統進化していくことになります。

ZRX1200ダエグの次期モデルに関する噂

ZRX1200ダエグの次期モデルに関する噂

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  • 次期モデルのエンジンはどうなる?
  • 40周年モデルの仕様
  • カスタムパーツの人気
  • ハイスロ流用カスタムとは
  • 次期モデルのデザイン予測
  • 総括:ZRX1200ダエグの次期モデルは?高騰理由と中古市場を解説

次期モデルのエンジンはどうなる?

次期モデルのエンジンはどうなる?

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ZRX1200ダエグの次期モデルを待望する声は、生産終了から時間が経過した今もなお根強くありますが、まず大前提として2025年現在、カワサキからの次期モデルに関する公式な発表は一切ありません。

しかし、ファンの間では「もし次期モデルが登場するならば」という仮定のもと、どのようなエンジンが搭載されるかについて様々な憶測が飛び交っています。

最も有力視される説の一つが、現行のZ900RSに搭載されている948cc水冷4気筒エンジンをベースにするのではないか、という見方です。Z900RSが「Z1」の現代的な解釈で大成功を収めたように、「Z1000R」の系譜であるダエグも、Z900RSのプラットフォームをベースに、ダエグ独自のキャラクターに合わせたチューニングを施して復活する可能性はゼロではない、という期待です。プラットフォームを共通化することは、開発コストを抑える上でも合理的です。

一方で、Ninja 1000SXなどに搭載されている1,043cc水冷4気筒エンジンをベースに、よりツアラー性能やパワーに余裕を持たせたスポーツネイキッドとして登場する可能性を指摘する声もあります。ダエグが元々持っていた「大排気量」のイメージを継承するには、こちらの方がふさわしいという意見です。

噂はあくまで噂であり、公式情報ではありません

これらはすべてファンの期待やバイクメディアの憶測の域を出ず、公式な情報ではありません。カワサキはZ900RSやZ650RSといったネオクラシックモデルを市場で成功させていますが、ダエグのような「角目ビキニカウル」を持つモデルを、現在の厳しい排ガス規制(EURO5以降)や騒音規制に対応させた上で、ラインナップに再度加えるかは、市場の動向や採算性なども含めて、現時点では全くの不明です。

40周年モデルの仕様

40周年モデルの仕様

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ZRX1200ダエグの歴史と人気を語る上で欠かせないのが、数々の特別仕様車の存在です。その中でも特に高い人気を誇り、今も中古市場でプレミア価格で取引されているのが「ZRX1200 DAEG Z生誕40周年記念 カワサキ正規取扱店特別仕様車」です。

このモデルは、カワサキの「Z」ブランドの元祖である「Z1」(900 Super4)が1972年に登場してから40周年を迎えたことを記念し、2012年12月1日に300台限定で発売された、2013年モデルベースの特別仕様車です。

その仕様は非常に豪華で、ベースモデルとは一線を画す高級感をまとっていました。

主な特別装備

  • 専用カラーリング: Zのフラッグシップモデルを象徴する「ゴールデンブレイズドグリーン」を基調とした特別塗装。
  • 記念エンブレム: メーターパネル(インストゥルメントパネル)に「Z生誕40周年記念」の特別エンブレムを配置。
  • 専用リアショック: ZRX1200 DAEG専用に設計されたオーリンズ社製リアショック。コンプレッションアジャスター(圧側減衰力調整)に特別色のゴールドを採用し、20段階の圧側、30段階の伸側減衰力調整機構、車高調整機構、無段階プリロードアジャスターを装備。
  • 専用タックロールシート: スタンダードモデル比でシート高を5mmダウンさせ、足つき性を向上させた専用のタックロールデザインシート。
  • 各部の特別塗装と専用パーツ:・ゴールドアルマイト仕上げのアルミ製立体フューエルタンクエンブレム

    ・ゴールド塗装のフューエルタンクキャップリング、前後ホイール、前後ブレーキキャリパー

    ・フラットメタリックグレー塗装のヘッドカバー、エンジンカバー、ハンドルホルダー、フロントフォークブラケット

    ・アルマイトブルー塗装のフロントフォークトップキャップ

    ・ファントムシルバー塗装のフロントフォークアウターチューブ、スイングアーム

当時のメーカー希望小売価格は1,240,000円(税込)でした。ベースモデルの高級感をさらに高め、オーリンズという特別な足回りを標準で備えたこの300台限定モデルは、ダエグの歴史の中でも特に象徴的な一台として、今もなお多くのファンの憧れの対象となっています。

カスタムパーツの人気

カスタムパーツの人気

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ZRX1200ダエグは、生産終了から時間が経過した現在もなお、カスタムベースとして非常に高い人気を持続しています。これは、中古車価格が高騰する一因ともなっていますが、それ以上に、ライダーが「自分だけの一台を作り上げたい」と願う情熱の表れでもあります。

大手パーツメーカーからは、現在も新しいパーツが開発・販売され続けており、このモデルがいかに愛されているかが分かります。

人気のカスタムカテゴリーは多岐にわたります。

  • マフラー: 最も人気の高いカスタムの一つ。伝統的な4-1集合管スタイルから、軽量なチタン製スリップオンマフラーまで、サウンド、性能、ルックスを追求する多様な製品が選べます。
  • 足回り: 前述の40周年モデルにも採用されたオーリンズや、ハイパープロなどの高性能なフロントフォークスプリング、リアショックへの交換。また、ブレンボなどに代表される高性能ブレーキキャリパーやマスターシリンダーへの交換も、制動力とコントロール性の向上、そしてドレスアップの観点から人気です。
  • 外装: フェンダーレスキットでリア周りをスッキリさせたり、好みのデザインや防風性能を持つスクリーンに交換したりするのは定番です。
  • エンジン周り: 万が一の転倒に備えるスライダーやエンジンカバーは、保護とドレスアップを兼ねたパーツとして装着率が高いです。

カスタムの現在地:今なお進化し続けるダエグ

例えば、国内の有力パーツメーカーである「アクティブ」は、2025年の東京モーターサイクルショーにおいてもZRX1200ダエグのデモカーを展示するなど、積極的なパーツ開発を続けています。車体の剛性バランスを整える「パフォーマンスダンパー」や、最新の設計を取り入れた新型スイングアームといった、走行性能そのものを現代のレベルにさらに引き上げるためのパーツも供給され続けています。

このように、基本設計の良さに加え、カスタムによって「自分好みの一台」に仕上げていく楽しみが尽きないことも、ZRX1200ダエグが多くのライダーに長く愛され続ける大きな理由の一つです。

ハイスロ流用カスタムとは

ハイスロ流用カスタムとは

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ZRX1200ダエグの数あるカスタムメニューの中で、比較的ライトな部類に入りながらも、走行フィーリングの変化を大きく体感しやすいのが「ハイスロットル化(通称:ハイスロ)」です。

ハイスロとは、スロットルグリップの操作(回す角度)に対して、スロットルバルブがより大きく開くようにするカスタムを指します。具体的には、スロットルホルダー内部でワイヤーを巻き取るプーリー(巻き取り部)の直径を、純正よりも大きなものに交換します。

最大のメリットは、手首の動き(ひねる角度)が少なくても、素早くフルスロットル(全開)にできることです。純正スロットルでは全開にするために一度グリップを握り直す必要がある場合でも、ハイスロ化すれば握り直さずに全開操作が可能になります。これにより、特にスポーツ走行時や、素早い加速が必要な場面で、よりクイックでダイレクトなスロットルレスポンスを得ることができます。

ハイスロ化のメリットと選択肢

  • メリット: 手首の少ない動きでスロットルを全開にでき、クイックな操作が可能になる。
  • 社外品キット: アクティブなどのメーカーから、巻き取り径を選べる専用キットが販売されている。ワイヤーやホルダーもセットになっていることが多い。
  • 純正流用: カワサキの他車種(特にスーパースポーツモデル)の純正スロットルホルダーを流用する方法。比較的安価に実現できる可能性があるが...。

純正流用カスタムの注意点

ダエグの場合、ZRX1200Rなどのキャブレター車とはスロットルワイヤーの長さや取り回しが異なります(FI車のため)。安易に他車種のパーツを流用しようとすると、ワイヤーの長さが足りない、スイッチボックスが干渉するなど、取り付けができない場合があります。純正流用を行う場合は、ダエグへの装着実績が確かな情報をもとに、自己責任で行う必要があります。確実性を求めるならば、ダエグ専用に設計された社外品ハイスロキットを選ぶのが最も安全で確実です。

次期モデルのデザイン予測

次期モデルのデザイン予測

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前述の通り、次期モデルの登場自体が公式に発表されていません。しかし、もしカワサキが「ZRX」の名を冠したモデルを現代に蘇らせるとしたら、どのようなデザインになるでしょうか。ファンの間で最も期待されているのは、やはり「角目ビキニカウル」の継承でしょう。

この角目ビキニカウルは、ルーツであるZ1000RからZRX1100、ZRX1200R、そしてZRX1200ダエグへと一貫して受け継がれてきた、このシリーズの最大のアイデンティティとも言えるデザインキューです。

Z900RSが、Z1の「丸目ヘッドライト」と「ティアドロップ形状のフューエルタンク」というデザイン記号を、現代の技術(LEDヘッドライトや最新のフレーム設計)で見事に再解釈し、大成功を収めました。 これを踏まえると、もし次期ダエグが登場するならば、Z900RSと同様の手法が取られる可能性が高いと想像できます。「角目ビキニカウル」と「エッジの効いたテールカウル」というダエグの記号を、現代的なLEDヘッドライト技術や空力デザインと融合させ、よりシャープで洗練された姿になるのではないでしょうか。

ただし、デザインは搭載されるエンジンやフレームにも大きく左右されます。仮にZ900RSのプラットフォームをベースにするならば、エンジン周りはスリムで凝縮感のあるスタイリングになるでしょう。一方で、もしNinja 1000SXのプラットフォームをベースにするならば、よりボリューム感と迫力のある、スポーツツアラー的なデザインになるかもしれません。

いずれにしても、「ZRXらしさ」をどのように現代に表現するのか、ファンの期待は高まるばかりです。

総括:ZRX1200ダエグの次期モデルは?高騰理由と中古市場を解説

ZRX1200ダエグの次期モデルを待つべきか、それとも価格が高騰している今、状態の良い中古車を探して手に入れるべきか。これは、ダエグに魅了された人にとって非常に悩ましい問題です。最後に、この記事の要点をリスト形式でまとめ、判断の材料とします。

  • ZRX1200ダエグの次期モデルに関する公式発表は2025年現在、一切ない
  • 次期モデルに関する情報は、すべてファンの期待やメディアによる憶測のレベルである
  • ダエグは2016年に生産終了した、日本のための「国内専用モデル」であった
  • 生産終了による希少性から、中古車価格は値上がり・高騰傾向が続いている
  • GPZ900Rから続く伝統の「Ninja系エンジン」を搭載した最後のモデルという歴史的価値を持つ
  • 中古市場には高品質なパーツでカスタムされた付加価値の高い車両も多い
  • 中古車を選ぶ際は、価格だけでなく冷却系やエンジン、電装系の状態を慎重に確認することが重要
  • 前身のZRX1200Rとの大きな違いは、FI(燃料噴射)化と6速ミッションの採用である
  • ダエグはRに比べ、低中速トルクの扱いやすさや高速巡航の快適性が向上している
  • 「Z生誕40周年記念モデル」はオーリンズ製ショックなどを装備した300台限定の希少車である
  • 生産終了後もカスタムパーツが豊富に供給され、ベース車両としての人気が非常に高い
  • 「ハイスロ化」は、クイックな操作性を得られる定番カスタムの一つである
  • もし次期モデルが出るとすれば、Z900RSやNinja 1000SXのプラットフォームをベースにする可能性がある
  • 次期モデルを待つ場合、いつ登場するか、あるいは本当に登場するのかが分からないというリスクがある
  • 中古車は価格が高騰しているが、今決断すれば確実に「ダエグ」を所有することができる
  • 待っている間にも、現存する中古車の状態は経年劣化が進み、良質な個体は減っていく可能性がある

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