ハーレーダビッドソン

スポーツスターSで後悔しないための購入完全ガイド

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スポーツスターSで後悔しないための購入完全ガイド

ツーホイールズライフ・イメージ

ハーレーダビッドソンの新たな時代を象徴するスポーツスターS。その唯一無二のスタイルに惹かれる方は多いでしょう。しかし、購入を検討する中で「買ってから後悔しないだろうか」という不安を感じるのも自然なことです。

この記事では、スポーツスターSで後悔先に立たずとなるよう、購入前に知っておくべき客観的な情報を網羅的に解説します。インターネット上で見られる、スポーツスターSは売れないという噂や実際の売れ行き、そして多くのオーナーが指摘する泥はねの問題や、気になる最高速と加速性能の実力にも触れていきます。

また、誰もが認めるかっこいいデザインの裏にある注意点、自分好みの一台に仕上げるカスタムの可能性、さらには長期的なスポーツスターSの維持費に至るまで、様々な角度からこのバイクを徹底的に分析します。

この記事を読むことで、以下の点が明確になります。

  • オーナーが後悔しやすい具体的なポイント
  • 噂の真相とバイクの客観的な性能評価
  • スポーツスターSが持つ他のバイクにはない魅力
  • 購入後に満足できるかを見極めるための判断基準

 

スポーツスターSで後悔する人の共通点

スポーツスターSで後悔する人の共通点

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  • 売れないと言われる背景
  • 売れ行きと市場の評価
  • サスペンションと乗り心地への不満点
  • 航続距離の短さは後悔ポイントになり得る
  • 泥はね問題と実用性
  • セルモーターなど初期不良に関する報告

売れないと言われる背景

売れないと言われる背景

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スポーツスターSが一部で売れないと言われる背景には、ハーレーダビッドソンの長い歴史と、このバイクが持つ革新性が関係しています。言ってしまえば、従来のハーレーファンが持つ「ハーレーらしさ」のイメージを大きく覆すモデルだからです。

その理由は、心臓部であるエンジンにあります。搭載されている水冷DOHCエンジンの「Revolution Max 1250T」は、これまでの空冷OHVエンジンとは全く異なる特性を持っています。力強い鼓動感、いわゆる「ドコドコ感」を期待して乗ると、よりスムーズで高回転まで回るエンジンフィールに戸惑うかもしれません。排気音も、伝統的なハーレーサウンドとは異なり、どちらかといえば欧州車に近い現代的な音質です。

このように言うと、性能が低いかのように聞こえるかもしれませんが、むしろ逆です。エンジン性能は飛躍的に向上しています。しかし、長年のファンが愛してきたフィーリングやサウンドが変化したことで、「これはハーLEIではない」と感じる層が一定数存在し、「売れない」という評価につながっていると考えられます。つまり、バイクの性能が低いのではなく、期待されるキャラクターとの間にギャップがあることが、この評価を生む一因となっています。

売れ行きと市場の評価

売れないと言われる背景

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「売れない」という声がある一方で、スポーツスターSの実際の売れ行きは決して悪くありません。むしろ、新しい世代のライダーや、これまでハーレーに興味がなかった層からの注目度は非常に高いです。

その中の一つに、デザインの評価の高さが挙げられます。力強い塊感のあるスタイリングや、極太のタイヤ、ロー&ロングのフォルムは、従来のハーレーファン以外にも強くアピールします。実際、街中やツーリング先での注目度は抜群で、所有感を満たしてくれるという声が多く聞かれます。

市場においては、「万人が好むバイク」ではなく、「特定の層に深く刺さるバイク」として独自のポジションを確立していると言えます。伝統を重んじる層からは厳しい評価を受けることがあるものの、デザインやパフォーマンスに新しさを求めるライダーからは熱烈に支持されています。したがって、売れ行きが二極化しているのが現状であり、一方的な「売れない」という評価は必ずしも実態を正確に表してはいないのです。

サスペンションと乗り心地への不満点

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スポーツスターSの購入を検討する上で、サスペンションと乗り心地は後悔につながりやすい重要なポイントです。多くのレビューで指摘されている通り、乗り心地は硬質で、路面の凹凸を拾いやすい傾向があります。

硬質な乗り心地の原因

この硬さの主な理由は、スタイルを重視した設計にあります。低く構えたスタイルを実現するため、サスペンションのストローク量(動く幅)が短く設定されています。そのため、大きな段差や路面のうねりを乗り越える際に、サスペンションが衝撃を吸収しきれず、ライダーに直接的な突き上げ感が伝わりやすいです。特に、日本の舗装路に多い細かな継ぎ目などでは、車体がバタつくような感覚を覚えることがあります。

調整機能とその限界

もちろん、サスペンションには調整機能が備わっています。フロントフォークはコンプレッションとリバウンド、リアはプリロードの調整が可能です。これらの調整を試みることで、ある程度の改善は見込めます。

しかし、元々のストローク量が短いという物理的な制約があるため、調整だけで乗り心地を劇的に、例えばツーリングモデルのように快適にすることは難しいのが実情です。調整をしても、根本的な硬さの印象は残りやすいでしょう。高速道路など、比較的きれいな路面では問題を感じにくいかもしれませんが、荒れた路面を走る機会が多い場合は、ストレスを感じる可能性があります。

航続距離の短さは後悔ポイントになり得る

航続距離の短さは後悔ポイントになり得る

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航続距離の短さは、スポーツスターSの最も明確な欠点の一つであり、使い方によっては深刻な後悔ポイントになり得ます。デザインを優先した結果、燃料タンクの容量が11.8リットルと非常に小さく設計されています。

パワフルな「Revolution Max 1250T」エンジンは、決して燃費が良いタイプではありません。乗り方にもよりますが、市街地走行や渋滞にはまると、リッターあたり10km台前半まで落ち込むこともあり得ます。仮に燃費を15km/Lと仮定しても、満タンからの航続距離は単純計算で約177kmとなります

モデル名 タンク容量
スポーツスターS 11.8 L
パンアメリカ1250(同系エンジン) 21.2 L
旧型スポーツスター(フォーティーエイト) 7.9 L
旧型スポーツスター(XL883N) 12.5 L

このように、同じエンジンを積むアドベンチャーモデルのパンアメリカと比較すると、タンク容量は約半分です。日帰りのショートツーリングであれば問題ないかもしれませんが、長距離のツーリングでは頻繁な給油が必須となります。ガソリンスタンドが少ない山間部などでは、常に燃料計を気にしながら走ることになり、精神的な負担を感じるかもしれません。給油の回数が増えることを許容できるか、自身の主な使い方と照らし合わせて慎重に判断することが大切です。

泥はね問題と実用性

泥はね問題と実用性

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デザインを最優先した結果、実用面で影響が出ているのが泥はねの問題です。スポーツスターSは、リアタイヤを強調するような短く切り詰められたリアフェンダー(泥除け)が特徴です。

このデザインは非常にスタイリッシュですが、本来の泥除けとしての機能はほとんど期待できません。雨の日の走行はもちろん、雨上がりの濡れた路面を走るだけでも、リアタイヤが巻き上げた泥水がライダーの背中やヘルメット後部にまで盛大に飛び散ります。そのため、雨天時に乗る可能性がある場合、レインウェアの着用は必須です。

また、泥や砂利はライダーだけでなく、車体の中心部やシート下にも付着します。特に、清掃しにくいエンジン後部やサスペンション周りが汚れやすいため、きれいな状態を保つには、こまめな洗車が欠かせません。このバイクで実用性を最優先に考える方は少ないかもしれませんが、日常的に使用することを考えている場合は、この泥はね問題が予想以上のストレスになる可能性があることを理解しておく必要があります。

セルモーターなど初期不良に関する報告

セルモーターなど初期不良に関する報告

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スポーツスターSはタイで生産されており、一部の個体で組み立て精度や初期不良に関する報告が散見されます。もちろん全ての車両で発生するわけではありませんが、購入前に知っておくべき点です。

最も多く報告されているのが、セルモーターの始動不良です。エンジンスタートボタンを押した際、一度で「キュルル、ヴォン!」とスムーズに始動せず、「ギュンッ」とモーターが噛み込むような音だけがして、かからないことがあります。多くの場合は二度目にボタンを押せば問題なく始動しますが、高価なバイクであることを考えると、不安やストレスを感じるポイントです。

その他にも、以下のような事例が報告されています。

  • 走行距離が浅い段階でのエンジン警告灯の点灯
  • 液晶メーターの表示バグやフリーズ
  • スマートフォンとの連携が不安定になる
  • 納車時点での細かな傷や錆
  • 走行中の振動によるミラーのナットやパーツの緩み・脱落

これらの問題の多くはディーラーでの保証対応で改善されるものですが、新車購入直後から修理のためにバイクを預ける事態は避けたいものです。こういった初期不良の可能性も念頭に置き、信頼できるディーラーで購入し、保証内容をしっかりと確認しておくことが安心につながります。

スポーツスターSの後悔を乗り越える魅力

スポーツスターSの後悔を乗り越える魅力

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  • 評価されるかっこいい外観
  • 最高速と動力性能
  • カスタムで不満は解消可能か
  • 維持費とコスト面
  • 総括:スポーツスターSで後悔しないための購入完全ガイド

評価されるかっこいい外観

評価されるかっこいい外観

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これまでに述べてきた数々の欠点や注意点があったとしても、多くのオーナーがスポーツスターSを選び、満足している最大の理由。それは、他の何物にも代えがたい、圧倒的にかっこいい外観にあります。

このバイクのデザインは、単なる移動手段としての機能性を超えた、芸術品のような魅力を持っています。フレームの一部としてデザインされたエンジンの塊感、地面を掴むような極太の前後タイヤ、低く長く構えたマッシブなシルエットは、見る者の目を釘付けにします。

特に、バイクの心臓部であるエンジンとフレームの造形は、後からカスタムすることがほぼ不可能です。スポーツスターSは、このバイクの根幹をなす部分が徹底的にデザインされているため、基本的なシルエットが崩れることがありません。ヘッドライトやミラー、フェンダーなどを交換したとしても、中心にある「らしさ」は失われないのです。

言ってしまえば、このバイクは「ルックスが気に入ったから買う」という判断が最も正しいのかもしれません。信号待ちでショーウィンドウに映る自分の姿に満足感を覚えたり、駐車場でバイクを眺める時間を楽しんだり、そうした所有する喜びを何よりも大切にしたいライダーにとって、スポーツスターSは最高の相棒となるでしょう。

最高速と動力性能

最高速と動力性能

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スポーツスターSの心臓部である水冷1250ccエンジン「Revolution Max 1250T」は、見た目から想像する以上の高い動力性能を秘めています。ハーレーダビッドソンは最高速を公式に発表していませんが、その加速力は特筆すべきものがあります。

アクセルを開ければ、228kgというハーレーとしては軽量な車体を猛然と押し出します。特に、走行モードを「スポーツモード」に切り替えた際の加速感は強烈で、リッタークラスのスーパースポーツバイクに匹敵すると感じるライダーもいるほどです。低回転から力強いトルクを発生させるため、どの速度域からでもストレスなく追い越しが可能です。

一方で、このバイクの面白い点は、速く走れる性能を持ちながら、ライダーにゆっくり走る楽しさを教えてくれるところにあります。前述の通り、サスペンションの特性上、高速域で路面の荒れた峠道などを攻めるのには向いていません。むしろ、エンジンの回転数を3000rpm前後に保ち、力強いトルクの鼓動を感じながら流すのが非常に心地よいのです。

つまり、スポーツスターSは「いざとなれば速いが、普段は急かされない」という二面性を持っています。この特性は、公道でのストレスを減らし、心に余裕を持ったライディングを可能にしてくれます。速さを求めることだけに疲れたライダーが、バイクと対話しながら走る喜びを再発見するには、最適な性能バランスと言えるかもしれません。

カスタムで不満は解消可能か

カスタムで不満は解消可能か

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スポーツスターSが抱えるいくつかの不満点は、カスタムによって解消、または緩和することが可能です。メーカー純正品だけでなく、多くの社外パーツメーカーから様々なカスタムパーツが販売されており、自分好みの一台に仕上げる楽しみがあります。

ポジションに関する不満の解消

多くのライダーが不満を感じる「遠いハンドル」と「硬いシート」は、カスタムの効果を体感しやすい部分です。

  • ハンドル周り: ハンドルライザーを交換してハンドル位置を高く、手前に持ってくることで、窮屈なライディングポジションが大幅に改善されます。
  • シート: クッション性の高い社外品のシートに交換すれば、長距離走行時のお尻の痛みを軽減できます。

実用性に関する不満の解消

  • 泥はね: より広範囲をカバーするロングタイプのリアフェンダーや、ナンバープレート移設キットと組み合わせるインナーフェンダーなどが販売されています。これらを取り付けることで、泥はねを大幅に減らすことが可能です。
  • 積載性: スタイリッシュなデザインのサイドバッグや、リアキャリアを取り付けることで、ツーリング時の荷物問題を解決できます。

このように、主要な不満点の多くはカスタムで対応できます。しかし、カスタムには当然ながら費用がかかります。車両本体価格に加えて、どの程度のカスタム費用を見込んでおくか、あらかじめ計画を立てておくことが、購入後の満足度を高める上で大切になります。

維持費とコスト面

維持費とコスト面

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スポーツスターSを所有する上で、維持費がどのくらいかかるのかは気になるポイントです。ハーレーダビッドソン全体の傾向として、国産バイクに比べて部品代やディーラーでの工賃は高めになる傾向があります。

定期的なメンテナンス費用

  • エンジンオイル: オイル交換は定期的に必要です。使用するオイルのグレードにもよりますが、1回の交換でオイル代と工賃を合わせて1万5千円~2万円程度が目安です。
  • タイヤ: 特徴的な極太タイヤは特殊なサイズのため、交換費用は高額になりがちです。前後同時に交換する場合、10万円を超えることも珍しくありません。摩耗のペースは乗り方次第ですが、大きな出費として備えておく必要があります。

税金と保険

  • 自動車重量税: 新規登録時に3年分、その後は車検ごとに2年分かかります。
  • 軽自動車税: 年に一度かかります。
  • 自賠責保険: 車検ごとに加入が義務付けられています。
  • 任意保険: ライダーの年齢や等級、補償内容によって大きく変動しますが、万が一の事故に備えて必ず加入すべきです。

その他のコスト

スポーツスターSは電子制御が多用された現代的なバイクです。万が一、電子部品が故障した場合、修理費用が高額になる可能性があります。また、前述の通りグリップヒーターやセキュリティアラームがオプション扱いとなっており、これらを追加するとさらに初期費用が増加します。これらの点を総合的に考慮し、自身の予算と照らし合わせて検討することが重要です。

総括:スポーツスターSで後悔しないための購入完全ガイド

この記事では、スポーツスターSの購入で後悔しないために知っておくべき様々な情報をご紹介しました。最後に、重要なポイントを改めてまとめます。

  • 伝統的なハーレーらしさを求めると期待と異なる可能性がある
  • 水冷エンジンはスムーズでパワフルだが鼓動感は控えめ
  • デザイン優先のためタンク容量は11.8Lと少なく航続距離が短い
  • 1回の給油での航続距離は180km前後が目安
  • 長距離ツーリングでは頻繁な給油計画が必須となる
  • サスペンションが硬く路面の凹凸を拾いやすい
  • 調整機能はあるが乗り心地の劇的な改善は難しい
  • 短いリアフェンダーにより雨天時の泥はねは非常に大きい
  • ライダーの背中まで泥水が飛ぶことを覚悟する必要がある
  • 一部の個体でセルモーターの始動不良などの初期不良が報告されている
  • 力強い加速性能はリッターSSクラスに匹敵する
  • 速く走れるがゆっくり流しても心地よい二面性を持つ
  • 圧倒的で唯一無二のかっこいい外観は最大の魅力
  • ハンドルやシートのカスタムでポジションの改善は可能
  • 維持費、特にタイヤ交換費用は高額になる傾向がある
  • このバイクの長所と短所を正確に理解することが後悔を避ける鍵となる

 

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