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ニンジャ1100SX2026速報!進化とライバル比較

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ニンジャ1100SX2026速報!進化とライバル比較

ツーホイールズライフ

こんにちは。ツーホイールズライフ、運営者の「S」です。

カワサキの2026年スポーツツアラーラインナップが欧州で発表されましたね。「ニンジャ1100SX2026」の最新情報、気になっている方も本当に多いんじゃないでしょうか。2026年モデルの目玉はもちろん「新色」や「カラー」なんですが、私たちが本当に知りたいのは、やっぱり「中身はどうなのか?」「買う価値はあるのか?」ってことですよね。

特に、2025年に従来の1000SXから大きく進化した部分、例えば1099ccへの排気量アップによるスペックの違いや、Brembo(ブレンボ)とÖhlins(オーリンズ)をまとった豪華なSEモデルの価格と、その価格差に見合う装備なのかどうか。それと、個人的に「これは革命的だ…」と注目している、1500rpmから作動するという新しいKQS(カワサキクイックシフター)が、実際の試乗インプレでどう評価されているのかも、すごく気になります。

もちろん、バイク選びはライバル比較が欠かせません。強力なライバルであるスズキのGSX-S1000GT 2026年モデルとの価格やコンセプトの違い、そして「いつかはクラウン」ならぬ「いつかはH2」的な存在、兄貴分のニンジャ H2 SX 2026との決定的な違いも整理しておく必要があります。さらに、同じ1099ccエンジンを積むと噂される派生ネイキッドモデル、Z1100 2026の動向も、1100SXの「スポーツ性能」の素性を知る上で重要なヒントになるかなと思います。

この記事では、気になる日本国内での発売日や価格の予測も含めて、ニンジャ 1100SX 2026に関する最新情報を、私なりの視点で深く、しっかり整理してお届けしますね。購入を検討している方の「モヤモヤ」を解消できる内容になっていると思います。

ポイント

  • 2026年モデルの最新カラーラインナップ(標準/SE)とその詳細
  • Ninja 1000SXから「1100SX」へ進化した主要スペックの深掘り
  • Brembo/Öhlins装備のSEモデルと標準モデルの価格差と価値の徹底比較
  • GSX-S1000GTやH2 SXなど、ライバル車との明確な立ち位置の違い

ニンジャ 1100SX 2026の進化点

まず大前提として押さえておきたいのは、「ニンジャ 1100SX 2026」の技術的な中身(プラットフォーム)は、2025年モデルで完成したものを引き継いでいるという点ですね。2025年に、車名の元にもなった1043ccから1099ccへの排気量拡大、そして待望のSEモデル登場という「革命的」なアップデートがありました。ですから、2026年モデルは、その最新プラットフォームが市場で1年熟成され、魅力的な新色をまとって登場する「熟成モデル」と言えます。信頼性という意味では、むしろ買い時かもしれませんね。

2026年モデルの新色とカラー

さて、2026年モデルにおける最大の変更点であり、見た目の印象をガラリと変える新しいカラー&グラフィックを詳しく見ていきましょう。欧州での公式発表(出典:Kawasaki EU 2026 Ninja 1100SX SE 公式ページ)によると、標準モデルとSEモデルでそれぞれ新しいカラーが設定されています。

モデルグレード2026年 新カラーバリエーション
Ninja 1100SX (標準)メタリックブリリアントゴールデンブラック / メタリックカーボングレー
Ninja 1100SX SEメタリックディープブルー / メタリックディアブロブラック
Ninja 1100SX SEエメラルドブレイズドグリーン / メタリックディアブロブラック

個人的に注目しているのは、標準モデルの「メタリックブリリアントゴールデンブラック」です。ブラックとカーボングレーという引き締まったベースに、差し色のゴールドが効いていて、かなり精悍(せいかん)で高級感のある印象ですね。SEモデルでしか選べないと思っていた「エメラルドブレイズドグリーン」は、2026年でもSE専用カラーとして継続採用されています。これは「カワサキといえばライムグリーン」というファンにとって、SEを選ぶ大きな理由の一つになりそうです。

好みは分かれると思いますが、どのカラーもスポーツツアラーらしい上質さとスポーティさを両立していて、所有満足度は高そうだなと思います。

1000SXからのスペックの違い

2026年モデルの価値を正しく理解する上で、絶対に欠かせないのが2025年に行われた「1000SX」からの劇的な進化、すなわち「1100SXプラットフォーム」の核心です。これはもうフルモデルチェンジと呼んで差し支えない内容ですね。

エンジン:1099cc化の真の狙い

最大の変更点は、もちろんエンジン排気量の1099cc化(従来1043cc)です。ボア77.0mmはそのままに、ストロークを56.0mmから59.0mmへと3mm延長する、いわゆるロングストローク化ですね。

ただ、ここで勘違いしてはいけないのが、「これは単なるピークパワー競争のためじゃない」という点です。公表されている欧州仕様のスペック(最高出力136 PS / 9,000 rpm、最大トルク113 N⋅m / 7,600 rpm)からも分かる通り、私たちがツーリングで最も多用する中低速回転域のトルクを太らせること、カワサキの言うところの「さらなる柔軟性(flexibility)」と「実世界での扱いやすさ(real world rideability)」を解放することが最大の目的なんですね。

荷物を満載した状態や、タンデムでの高速道路の合流、追い越し加速といったシーンで、より神経を使わずに、より余裕を持って走れる。これこそが、この排気量アップの真の狙いかなと思います。

シャシーと快適性の向上

エンジン以外にも、実用性に直結する細かなアップデートが多数実施されています。

2025年プラットフォームでの主な改良点

  • エンジン: 1043cc → 1099cc へ拡大。実用域のトルクと柔軟性アップ。
  • KQS: 作動回転数を2500rpm → 1500rpm へ引き下げ。(詳細はH3-4で後述)
  • リアブレーキ: ディスク径を従来のϕ250mm → ϕ260mm へと大径化し、制動力が向上。
  • タイヤ: 最新のブリヂストン製 Battlax Hypersport S23 を標準装備。
  • 快適装備: ハンドルバーに待望のUSBタイプC充電ソケットを新設。
  • 快適装備: ハンドルバーウェイトが追加され、長距離走行時の疲労原因となる微振動を軽減。

特にUSBタイプCソケットの新設や、地味ながら効果絶大なハンドルバーウェイトの追加は、長距離を走るツアラーとして本当に嬉しいポイントですよね。こうしたツーリングに不可欠な快適装備が標準でブラッシュアップされているのは、さすがこのセグメントの王者「Ninja 1000SX」の正統後継機だなと感じます。

SEモデルの価格と専用装備

SEモデルの価格と専用装備

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そして、1100SXのプラットフォームになってからの最大のトピックが、上級仕様「Ninja 1100SX SE」の登場です。

2025年モデルの国内価格(税込)で比較すると、標準モデル(1,771,000円)に対して、SEモデル(1,980,000円)はちょうど20万9千円高価です。この「約21万円」の価格差がどこにあるのか、そしてその価値はあるのか。これが購入検討者にとって最大の悩みどころですよね。

答えは、足回りと快適装備の劇的なアップグレードにあります。その内容は、正直「バーゲンプライス」とさえ言えるかもしれません。

項目Ninja 1100SX (標準)Ninja 1100SX SE (上級)
フロントブレーキラジアルマウント モノブロックBrembo M4.32 ラジアルマウント・モノブロックキャリパー
Fブレーキマスター/ホース標準ラジアルポンプ / 標準ホースBrembo製ラジアルポンプ・マスターシリンダー / 金属メッシュブレーキホース
リアショックShowa製(詳細非公開)Öhlins S46 (リモート(遠隔)スプリングプリロードアジャスター付)
グリップヒーターオプション標準装備
2026年 新色ゴールデンブラック系 (1色)ディープブルー系 / グリーン系 (2色)

「Brembo」と「Öhlins」の圧倒的価値

Brembo(ブレンボ)Öhlins(オーリンズ)。バイク好きなら誰もが憧れる、説明不要のトップブランドです。

SEモデルには、キャリパーだけでなく、マスターシリンダー、さらには金属メッシュホースまでBremboで統一されています。これは、絶対的な制動力はもちろん、ライダーの指先の微細なコントロールに応える「タッチ」が格段に向上することを意味します。後からこれだけのブレーキシステムのアップグレードをしようと思ったら、21万円では到底収まりません。

さらにリアショックのÖhlins S46。上質な乗り心地とスポーツ走行時の安定性を両立するだけでなく、「リモート(遠隔)スプリングプリロードアジャスター」が付いているのがミソです。荷物満載時やタンデム時に、工具を使わずにダイヤル一つでリアの沈み込みを調整できる。これはツアラーにとって、非常に実用的な機能です。

これらに冬場の必需品「グリップヒーター」が標準装備されることを考えると、約21万円の価格差は、後からカスタムする手間とコストを考えれば、むしろ割安とさえ言えるのではないでしょうか。これは本当に悩ましい、しかし楽しい選択肢をカワサキは用意してくれたなと思います。

1500rpm作動の新KQSとは

1500rpm作動の新KQSとは

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個人的に、1099cc化やSEモデルの登場と同じくらい、いや、もしかしたらそれ以上に注目しているのが、KQS(カワサキクイックシフター)の作動ロジック変更です。

従来モデル(Ninja 1000SX)のKQSも非常に優秀でしたが、作動するのは2500 rpm以上でした。これは、ワインディングや高速道路でのスポーツ走行では最高に気持ちいいんですが、唯一の弱点が「市街地」でした。渋滞や信号の多いストップ&ゴーでは、2500rpm以下になることが多く、「ああ、あとちょっと下から効いてくれれば左手が楽なのに…」と思うシーンが正直、多かったんですよね。

それが新型1100SXのプラットフォームでは、なんと作動しきい値が1500 rpmからに変更されました。1500rpmというと、ほぼアイドリング発進から即座に使える領域です。

KQSが低回転で使えると何が嬉しい?

これはもう、体験すれば元に戻れないレベルの「快適性」の進化だと思います。KQSが「スポーツ走行専用」の特殊な装備から、「日常のあらゆるシーンでの疲労軽減と利便性」を高める装備へと根本的に進化したことを意味するからです。

発進時以外、ほぼクラッチ操作が不要になることで、特に左手の疲労がたまりやすいロングツーリングや、うんざりする市街地の渋滞が、劇的に快適になるはずです。これは、スポーツツアラーとしての価値を根底から引き上げる、本当に大きな魅力ですね。

試乗インプレで語られる乗り味

では、これら「1099cc化」「SEの足回り」「1500rpm KQS」といった進化したスペックは、実際の「乗り味」にどう反映されているんでしょうか。

旧型のNinja 1000で日本一周も達成した経験豊富なモトブロガーの方が、新型「Ninja 1100SX SE」に試乗したレビューが公開されていますが、そこで非常に興味深く、そして的確な表現が使われていました。

それは、「『ヌーン』という独特の表現を生んだ乗り心地」というものです。

「ヌーン」…ですか。最初この擬音語を見たときは「?」となりましたが、記事を読み進めると「なるほど」と膝を打ちました。これはおそらく、従来のガソリンエンジンのような「ドコドコ」といった「爆発感」や「鼓動感」とは違う、新しいフィーリングを表しているんだと思います。

私なりに推測するに、この「ヌーン」というフィーリングは、

  1. 1099cc化による、極低速から湧き上がる分厚いトルク
  2. 1500rpmからシームレスに繋がるKQS
  3. Öhlins製リアショック(SE)が路面の凹凸をいなす上質な振動吸収性

これら3つの要素が複雑に組み合わさった結果、まるでEV(電気自動車)のプレミアムなモーターのように、極低速から高速域まで一切のストレスやショックを感じさせず、シームレスかつ強力に、滑らかーに加速していくフィーリングを指しているのではないでしょうか。

これは、Ninja 1100SXが単なる1000SXの排気量アップ版ではなく、電子制御とハードウェアの進化によって「乗り味の質」そのものを一段階引き上げたことを示す、非常に重要な評価かなと思います。旧型1000SXオーナーが乗り換えを検討する上で、最も気になる「質的変化」が、この「ヌーン」という言葉に凝縮されている気がしますね。早く自分でも体験してみたいです!

ニンジャ 1100SX 2026のライバル比較

Ninja 1100SXを選ぶ上で、絶対に避けて通れないのがライバル車との比較です。特にこのリッタースポーツツアラーセグメントは、強力なライバルが明確な立ち位置で待ち構えていますからね。市場における1100SXの立ち位置を明確にするためにも、主要なライバルとしっかり比べてみましょう。

ニンジャ 1100SX 2026のライバル比較

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GSX-S1000GT 2026との価格比較

真っ向からのガチンコライバルといえば、やはりスズキの「GSX-S1000GT」でしょう。Ninja 1100SXと時を同じくして、こちらも2026年モデルが発表されています。

GSX-S1000GTの2026年モデルも、中身は継続でカラーチェンジのみ。新色2色(パールブリリアントホワイト、グラススパークルブラック)と継続色1色の合計3色展開となりました。そして何より重要なのが価格。2026年モデルの国内価格は168万3000円(税込)と、まさかの価格据え置きが発表されています。

ここで、Ninja 1100SX(2025年価格)と並べて比較してみると、両社の戦略の違いがくっきりと見えてきます。

項目カワサキ Ninja 1100SX (2025価格)スズキ GSX-S1000GT (2026価格)
コンセプトプレミアム・スポーツツアラーバリュー・スポーツツアラー
エンジン1099cc (新設計 / トルク重視)999cc (GSX-R1000 K5ベース / 高回転型)
価格(税込)1,771,000円1,683,000円
上級モデルSEモデルあり (Brembo/Öhlins)なし (単一グレード)
KQS1500rpmから作動 (快適性重視)搭載 (スポーツ走行寄り)

スズキは、今や伝説的なGSX-R1000(K5)ベースのエンジンを搭載しつつ、「170万円以下」という戦略的な価格設定で、コストパフォーマンスを最重視する層を確実に狙っています。これは非常に強力な選択肢です。

対するカワサキは、標準モデルでスズキより約9万円プレミアムな価格(177.1万円)を設定しています。その上で、スズキにはない「Brembo/Öhlins搭載のSEモデル」(198万円)という、明確な上位の選択肢を用意することで、高性能・高付加価値を求める層の受け皿となっています。

「アグレッシブな走りと価格価値のスズキ」か、「上質な乗り味とプレミアムな選択肢を提供するカワサキ」か。これは購入検討者にとって、自分の価値観と予算を試される、非常に分かりやすい二極構造と言えそうですね。

兄弟車ニンジャ H2 SX 2026との違い

もう一台、カワサキのラインナップ内で必ず比較対象となるのが、フラッグシップの「Ninja H2 SX」(およびH2 SX SE)です。こちらも2026年モデル(新色)が発表されています。

結論から言うと、この2台は「比較する」というより「住み分けが明確」なモデルです。というか、もはや同じ土俵にすらいません(笑)。Ninja H2 SX SEは、Ninja 1100SX SE(約198万円)のさらに上、2026年モデルのSEで3,135,000円(税込)もする、まさに「ハイパーツアラー」と呼ぶべき存在です。

Ninja H2 SXは「別次元」の存在

Ninja 1100SXとの価格差(約115万円)は、以下の「全部入り」装備の差です。

  • エンジン: 998cc バランス型スーパーチャージドエンジン (200 PS)。もう出力が異次元です。
  • 先進技術 (ARAS): 前後レーダーによるアダプティブクルーズコントロール(ACC)やブラインドスポットディテクション(死角検知)、前方衝突警告を搭載。
  • サスペンション (SE): セミアクティブ電子制御サスペンション (KECS) を搭載。ショーワのスカイフック式です。
  • ブレーキ (SE): Brembo Stylema モノブロックキャリパー(1100SX SEのM4.32よりもさらに上位のグレード)。
  • インフォテイメント: 6.5インチTFT液晶とKawasaki SPINシステム、オートハイビーム(AHB)など。

Ninja 1100SXが「リアルワールド・スポーツツアラー」の頂点を目指しているのに対し、H2 SXは文字通り「技術のカワサキ」を体現する、最先端技術のショーケースのような存在ですね。レーダーや電子制御サスなど、1100SXには搭載されていない(コスト的にできなかった)技術が満載です。

ただ、このH2 SXの圧倒的な価格と性能が「アンカー(重し)」として機能することで、Ninja 1100SX SEの「Brembo/Öhlins搭載で198万円」というのが、なんだかとてもリーズナブルで現実的な選択肢に感じてくるから不思議です(笑)。カワサキの巧みな価格戦略とも言えますね。

派生ネイキッドZ1100 2026の噂

派生ネイキッドZ1100 2026の噂

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これはまだ「噂」の段階ではありますが、Ninja 1100SXを調べていると必ずと言っていいほど目にするのが、新型スーパーネイキッド「Z1100」の話題です。

単なる噂かと思いきや、どうやら米国のカリフォルニア州大気資源局(CARB)に提出された公的な認証書類から、2026年モデルとして「Z1100 SE ABS」が登場するという、かなり信頼性の高い情報が確認されたとのこと。これが本当なら、Ninja 1100SX(およびVersys 1100)と共通の1099cc 4気筒エンジンを搭載した、カウルを持たないアグレッシブなネイキッドモデルがラインナップに加わることになります。

Z1100の登場が意味すること

このZ1100の登場が事実だとすれば、Ninja 1100SXの購入検討者にとっても、非常に重要な意味を持つかなと思います。

なぜなら、アグレッシブな「スーパーネイキッド」であるZ1100とエンジンを共有するということは、Ninja 1100SXに搭載されている1099ccエンジンが、単なる「快適なツーリング用」のデチューンされたエンジンではなく、ネイキッドモデルの過酷でスポーティな要求にも耐えうる高い「スポーツ性能」のポテンシャルを秘めていることの、何よりの強力な証明になるからです。

これは、Ninja 1100SXの「スポーツ」ツアラーとしてのアイデンティティを、技術的に補強する、とてもワクワクするニュースですね。

日本の発売日と価格予測

日本の発売日と価格予測

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さて、一番気になる日本での発売日と価格です。

本記事を執筆している時点(2025年11月)では、2026年モデルのNinja 1100SX / SEの日本国内価格、および発売日はまだカワサキモータースジャパンから正式に発表されていません。

ただ、いくつかの状況証拠から、私なりに「こうなる可能性が高いだろう」という予測を立ててみました。

2026年モデルの価格予測

ズバリ、「2025年モデルから据え置き」の可能性が非常に高いと見ています。

【そう考える根拠】

  1. 2026年モデルの変更点が、技術仕様の変更を伴わないカラーチェンジのみであること。
  2. 最大の競合であるスズキGSX-S1000GTが、2026年モデルで価格を据え置いたこと。(これはカワサキにとって大きなプレッシャーです)
  3. 兄弟モデルのNinja H2 SX SEの2026年価格が既に3,135,000円(税込)と発表済みであり、ラインナップ全体の価格体系が固まっていること。

これらの状況から、カワサキが戦略的に価格を維持し、競争力を保ってくる可能性はかなり高いかなと思います。

参考までに、2025年モデルの国内価格(税込)は以下の通りです。これが2026年モデルの価格を検討する上での強力なベンチマークになるはずです。

  • Ninja 1100SX (標準): 1,771,000円
  • Ninja 1100SX SE: 1,980,000円

発売日に関しては、例年のパターンからすると、欧州での発表後、国内では初春(3月〜4月頃)の発売となるケースが多いですが、こればかりは公式発表を待つしかありませんね。

【免責事項】必ずご確認ください

これはあくまで私個人の予測に過ぎません。為替変動や原材料費の高騰、その他の経済状況により、価格が改定される(値上がりする)可能性も十分にあります。

日本での正式な発売日や正確な価格、仕様については、必ずカワサキモータースジャパンの公式サイトや、お近くのカワサキ プラザで最新の情報を直接ご確認いただきますよう、お願いいたします。

ニンジャ 1100SX 2026の総括

最後に、ニンジャ 1100SX 2026の私なりの総合評価をまとめたいと思います。

2026年モデルのNinja 1100SXは、2025年に達成された1099cc化とSEモデル導入という「革命的進化」のプラットフォームを、魅力的な新色で「熟成」させたモデルと言えます。プラットフォームの信頼性も1年間市場で証明され、まさに「買い時」を迎えたモデルとも言えるかもしれません。

市場における立ち位置は、下の最終比較表を見ても明らかなように、スズキGSX-S1000GT(バリュー)と、自社のNinja H2 SX(ハイパー)という両極端の間に位置する、「現実的な最高峰=プレミアム・スポーツツアラー」として、その地位を完全に確立しています。

メーカーモデル2026年 (または直近) 価格(税込)主な特徴 / ターゲット層
スズキGSX-S1000GT1,683,000円アグレッシブな価格設定 / K5エンジンの走り / コスパ最重視
カワサキNinja 1100SX (標準)1,771,000円 (※2025価格)1099cc新エンジン / KQS(1500rpm) / 上質なバランス
カワサキNinja 1100SX SE1,980,000円 (※2025価格)Brembo & Öhlins 装備 / 所有欲と性能を両立
カワサキNinja H2 SX SE3,135,000円スーパーチャージャー / ARAS(レーダー) / 技術の結晶・別格

購入検討者にとって最大の魅力であり、同時に最大の悩みは、やはり競合他社にはない「明確な選択肢」が提供されている点でしょうね。

「約21万円の価格差(2025年基準)をどう考えるか?」

標準モデルの時点で、1099ccの新エンジンと1500rpm作動のKQSという、1000SXから進化した「上質な乗り味」は手に入ります。これで十分すぎるほど高性能です。

しかし、そこに約21万円をプラスするだけで、BremboとÖhlinsという一級品の足回り、そしてグリップヒーターという快適装備が「メーカー純正の最適バランス」で手に入る「SE」という選択肢がある。

この「悩める楽しさ」こそが、ニンジャ 1100SX 2026の最大の価値なのかもしれません。

プラットフォームの信頼性も1年間市場で証明された「熟成の年」の最新モデル。スポーツツアラーを検討している方にとって、引き続き最有力候補の一つであり続けることは間違いないかなと思います。

以上、ツーホイールズライフの「S」でした。

-カワサキ