
ツーホイールズライフ・イメージ
カワサキ ニンジャ400の新型モデルに関心をお持ちですね。ニンジャ400 新型2026年モデルの発表や、2025年モデルからの変更点が気になる方も多いでしょう。
また、新車価格はもちろん、手頃な中古市場の動向も気になるところです。一部で噂される新型4気筒モデル、いわゆるニンジャ 400 4気筒の登場可能性や、もし登場した場合の価格についても様々な情報が飛び交っています。購入を検討する上で、ニンジャ400で後悔しないためのリアルな情報も知りたいのではないでしょうか。
この記事では、ニンジャ400の最新情報と気になる噂を、専門的な視点から徹底解説します。
記事のポイント
- 2026年新型モデルの最新スペックと価格
- ニンジャ400 4気筒モデルの噂と実現可能性
- 新車と中古車の価格相場と選び方
- 購入前に知りたいニンジャ400の注意点
カワサキ ニンジャ400新型の最新情報

ツーホイールズライフ・イメージ
- 2026年モデル登場
- 2026年モデルの新色とグラフィック
- 2025年モデル情報
- 新車価格まとめ
- 中古の価格相場
2026年モデル登場

ツーホイールズライフ・イメージ
カワサキモータースジャパンは、400ccクラスにおいて絶大な人気を誇るフルカウルスポーツモデル「Ninja 400」の2026年モデルを正式に発表しました。注目の発売予定日は2025年11月1日とされています。
今回の2026年モデルにおける変更点は、主にカラーリングおよびグラフィックの刷新が中心となります。エンジン性能や主要な装備に関しては、2023年モデルで対応した平成32年(令和2年)排出ガス規制に適合した現行仕様(型式:8BL-EX400L)がそのまま継続されます。
2026年モデルのポイント
現行モデル(8BL-EX400L)の優れた基本性能とパッケージングはそのままに、最新のデザイントレンドを反映した新しいカラーリングを採用しました。性能的なスペック変更はありませんが、外観の印象がリフレッシュされ、新たな魅力を放っています。
ニンジャ400は、400ccクラスとは思えない軽量な車体(167kg)に、クラス最高レベルの48PSを発揮する並列2気筒エンジンを搭載した、非常にバランスの取れたモデルです。その主要スペックを改めて確認しておきましょう。
| 項目 | スペック(2026年モデル) |
|---|---|
| モデル名 | Ninja 400 |
| 型式 | 8BL-EX400L |
| エンジン | 水冷4ストローク並列2気筒 DOHC4バルブ |
| 総排気量 | 398cc |
| 最高出力 | 35kW(48PS)/ 10000rpm |
| 最大トルク | 37N・m(3.8kgf・m)/ 8000rpm |
| 車両重量 | 167kg |
| シート高 | 785mm |
| 燃料タンク容量 | 14L |
| 燃費(WMTCモード値) | 25.7km/L(クラス3-2、1名乗車時) |
| ブレーキ(前後) | 油圧式ディスク(ABS標準装備) |
| タイヤ(前) | 110/70R17M/C 54H(ラジアル) |
| タイヤ(後) | 150/60R17M/C 66H(ラジアル) |
(参照:カワサキモータースジャパン Ninja 400 製品情報)
2026年モデルの新色とグラフィック

ツーホイールズライフ・イメージ
2026年モデルのニンジャ400では、新しいカラー&グラフィックが2色展開されます。2025年モデルがダーク系の2色展開だったのに対し、2026年モデルでは人気のホワイト系が復活し、選択の幅が広がりました。
パールロボティックホワイト×メタリックマグネティックダークグレー
2026年モデルのカタログメインカラーとなるのがこの配色です。清潔感のある白(パールロボティックホワイト)を基調としながら、タンク側面やカウル下部にグレー(メタリックマグネティックダークグレー)を効果的に配置しています。アクセントとして鮮やかなレッドのラインがカウルやホイールに施されており、非常にスポーティかつクリーンな印象を与えます。
メタリックマットグラファイトグレー×メタリックマグネティックダークグレー
こちらは濃淡の異なる2種類のグレー系で全体をまとめ上げた、シックでありながらアグレッシブなイメージのカラーリングです。メタリックマットグラファイトグレーをベースに、アクセントとしてカワサキの象徴色であるライムグリーンのラインが配置され、引き締まったスポーティさを強調しています。
カラーリングの傾向
2025年モデルでは「メタリックカーボングレー×メタリックマットダークグレー」と「エボニー×メタリックマグネティックダークグレー」という、いずれもダーク系の配色でした。2026年モデルでは、明るいホワイト系を投入することで、より幅広い層のライダーにアピールする狙いがあると考えられます。
2025年モデル情報

ツーホイールズライフ・イメージ
「2026年モデルの発表が早い」と感じた方もいらっしゃるかもしれません。それもそのはずで、ニンジャ400の2025年モデルが発売されたのは2025年4月のことでした。
2026年モデルの発表が2025年10月、発売が同年11月1日ですから、2025年モデルの登場からわずか約7か月という非常に短いスパンで次年度モデルが発表されたことになります。
ただし、前述の通り2025年モデルから2026年モデルへの変更点はカラーチェンジのみです。性能に関わる大きなアップデートや機能追加が行われたわけではありません。
これは近年のカワサキのモデルイヤー更新サイクルを反映したものですね。性能が成熟しているモデルについては、イヤーモデルごとに最新のカラートレンドを提供するという販売戦略が主流になりつつあります。2025年モデルを購入した方も、性能面で劣ることは全くありませんのでご安心ください。
新車価格まとめ

ツーホイールズライフ・イメージ
ニンジャ400の購入を検討する上で、価格は非常に重要な要素です。特に近年は価格改定が頻繁に行われているため、最新情報のチェックが欠かせません。
2026年モデルのメーカー希望小売価格は、81万4,000円(税込)と発表されました。これは、2025年モデルの価格(79万2,000円)と比較して、2万2,000円の値上げとなります。
近年は世界的な原材料費や物流費の高騰、さらには排出ガス規制への対応コスト増加により、多くのモデルで価格改定が続いています。ニンジャ400も例外ではないようですね。
なお、スーパーバイク世界選手権(SBK)で活躍するファクトリーマシンをイメージした「Ninja 400 KRT Edition」については、2026年モデルとしての発表は2025年10月23日時点では行われていません。(2024年モデルとしてはラインナップされていました)
注意:乗り出し価格について
メーカー希望小売価格の他に、新車を購入する際は以下の諸費用が別途必要になります。
- 法定費用:自動車重量税、自賠責保険料(加入月数により変動)
- 登録費用:検査登録印紙代など
- 販売店費用:登録代行手数料、納車整備費用など
これらを合計した「乗り出し価格」は、販売店によって異なります。実際の総額については、お近くのカワサキ正規取扱店で見積もりを取得することを強くおすすめします。
中古の価格相場

ツーホイールズライフ・イメージ
ニンジャ400は新車だけでなく、中古車市場でも非常に人気が高く、常に豊富な流通台数を誇ります。
提供されたデータベース情報(2025年10月時点)によると、中古車価格帯は約22万8,000円から約87万6,000円(流通台数288台)と、非常に幅広くなっています。この大きな価格差は、主に以下の要因によって生じています。
- 年式(モデルチェンジ):これが最も大きな要因です。ニンジャ400は2018年にフルモデルチェンジし、現行のプラットフォーム(EX400L / EX400G)になりました。それ以前のモデル(2014年~2017年)は、ER-6f系の車体をベースにしており、現行モデルより車重が重く(約190kg台後半)、エンジン特性も異なります。
- 走行距離:当然ながら、走行距離が少ないほど価格は高くなります。
- 車両の状態:転倒歴の有無、外装の傷や色あせ、タイヤやブレーキパッドといった消耗品の残り具合も価格に大きく影響します。
- カスタムの有無:マフラーやステップ、カウルなどがカスタムされている場合、その内容によって価格が変動します。純正パーツが揃っているかも重要です。
中古車選びの重要なポイント
現行モデルの「軽量・ハイパワー(48PS)・コンパクト」なニンジャ400を希望する場合は、必ず2018年モデル以降(型式:2BL-EX400G または 8BL-EX400L)を選ぶ必要があります。
一方、予算を最優先し、よりツアラー的な性格(大柄な車体と安定感)を求める場合は、2017年以前のモデルも選択肢となります。ただし、両者は「名前が同じだけの別のバイク」と言えるほど特性が異なるため、試乗などでよく確認することが重要です。
カワサキ ニンジャ400新型4気筒の噂

ツーホイールズライフ・イメージ
- 4気筒モデルは存在する?
- 現行モデルは並列2気筒エンジン
- 新型4気筒の登場は?
- 価格の予想
- 後悔するポイント
- まとめ:カワサキ ニンジャ400|2026年新型モデル情報と4気筒の噂
4気筒モデルは存在する?

ツーホイールズライフ・イメージ
結論から申し上げますと、2025年10月現在、「ニンジャ400」という名称の4気筒(4シリンダー)モデルは、カワサキのラインナップに存在しません。
この「ニンジャ400 4気筒」というキーワードがインターネット上で頻繁に検索される背景には、カワサキが2023年に発表し、400ccクラスに衝撃を与えた「ニンジャ ZX-4R」という別の4気筒モデルの存在が大きく影響しています。
「ニンジャ400」と「ニンジャ ZX-4R」は全く別のモデルです
「ニンジャ400」と「ニンジャ ZX-4R」は、名前こそ似ていますが、エンジン形式、フレーム、主要装備、走行コンセプト、そして価格帯が全く異なる別のバイクです。バイク選びの際は、この2台を混同しないよう注意が必要です。
現行モデルは並列2気筒エンジン

ツーホイールズライフ・イメージ
現行(2026年モデル)のニンジャ400が搭載しているエンジンは、冒頭のスペック表にもある通り、398ccの水冷4ストローク並列2気筒(パラレルツイン)DOHC4バルブエンジンです。
このエンジンは、最高出力48PSを10,000rpmで、最大トルク3.8kgf・mを8,000rpmで発生します。このスペックは400ccクラスにおいて非常に強力であると同時に、並列2気筒ならではの優れた特性を数多く備えています。
ニンジャ400(並列2気筒)の強力なメリット
- 軽量・コンパクト:エンジン自体が4気筒に比べて大幅に軽量かつコンパクトに設計できます。これがニンジャ400の車両重量167kgという驚異的な軽さに直結しています。
- 扱いやすいトルク特性:4気筒エンジンが高回転域でパワーを発揮するのに対し、2気筒は低中回転域から力強いトルク(3.8kgf・m)を発生します。これにより、街乗りでの発進・停止や追い越しが非常にスムーズで、爽快な加速感を味わえます。
- 燃費性能:一般的に2気筒は4気筒よりも燃費に優れる傾向があり、ニンジャ400もWMTCモード値で25.7km/Lという良好な数値を実現しています。
- コストパフォーマンス:部品点数が少ないため、車両本体価格や、将来的なメンテナンスコストを抑えやすいというメリットもあります。
ニンジャ400の「パワフルでありながら軽量で、誰にでも扱いやすい」という最大の魅力は、この並列2気筒エンジンのメリットによって支えられているのです。
新型4気筒の登場は?

ツーホイールズライフ・イメージ
「ニンジャ400が将来的にモデルチェンジして4気筒エンジンを搭載する」という期待や噂を持つ方もいるかもしれませんが、その可能性は極めて低いと考えられます。
その最大の理由は、カワサキがすでに「400ccの4気筒スーパースポーツモデル」としてニンジャ ZX-4Rシリーズを市場に投入し、確固たる地位を築いているためです。
カワサキの400ccフルカウルラインナップの中では、以下のように明確な棲み分け(すみわけ)が完成しています。
- ニンジャ400:軽量・コンパクト・扱いやすさと48PSのパワーを両立した「スタンダードスポーツ」。日常使いからツーリング、ワインディングでのスポーツ走行まで、万能に楽しめるモデル。
- ニンジャ ZX-4R:高回転型の4気筒エンジンサウンドとクラス超越のパワー(※)を追求した「スーパースポーツ」。サーキット走行なども視野に入れた高性能・高価格モデル。(※ラムエア加圧時80PS)
もし400ccクラスで4気筒特有の高回転エンジンや甲高いエキゾーストサウンドを体験したいのであれば、ニンジャ400の新型を待つよりも、ニンジャ ZX-4Rシリーズを検討するのが最も現実的かつ確実な選択肢となりますね。(参照:カワサキモータースジャパン Ninja ZX-4R 製品情報)
価格の予想

ツーホイールズライフ・イメージ
これはあくまで「もしも」の話、つまり架空のシナリオになりますが、仮にニンジャ400の車体に4気筒エンジンを搭載した場合、価格はどれくらいになるでしょうか。
そのコストを予想する上で、最も分かりやすい比較対象がニンジャ ZX-4R SEです。こちらのメーカー希望小売価格は115万5,000円(税込)です。(2025年モデル)
現行ニンジャ400(2026年モデル:81万4,000円)と比較すると、約34万円もの価格差が存在します。4気筒エンジンは、2気筒エンジンに比べてピストン、コンロッド、バルブなどの部品点数が単純に2倍近く必要であり、組み立てもより精密な技術が要求されるため、製造コストが大幅に上昇します。
ニンジャ400の大きな魅力の一つは、48PSというハイパワーながら80万円台前半という、クラスでも突出した優れたコストパフォーマンスです。もし4気筒化すれば、価格は必然的に110万円以上に跳ね上がることでしょう。それは、ニンジャ400が持つ「高性能を、より気軽に楽しむ」というスタンダードスポーツのコンセプトから外れてしまう可能性が高いです。
後悔するポイント

ツーホイールズライフ・イメージ
ニンジャ400は、400ccクラスのベストセラーとして非常に完成度が高く、多くのライダーに支持されているバイクです。しかし、購入後に「イメージと違った」と後悔しないために、知っておくべき注意点も存在します。
ただし、これから挙げる点はニンジャ400が持つ強力なメリットの裏返しでもあります。
4気筒のサウンドや高回転の伸びを期待すると後悔する
最も多い「後悔」のポイントは、やはりエンジン音やフィーリングかもしれません。エンジンは並列2気筒のため、ZX-4RやZX-25Rのような、高回転で「フォーン!」と鳴り響く甲高い4気筒サウンドは得られません。音質は「ドコドコ」あるいは「バラバラ」といった、エンジンの爆発を感じる鼓動感のあるものです。
また、エンジン特性も前述の通り低中速トルク型です。高回転まで回し切る楽しさよりも、どの回転域からスロットルを開けても力強く加速する「万能さ」や「扱いやすさ」が勝ります。高回転域の伸びやサウンドを最優先する方には、物足りなく感じる可能性があります。
ニンジャ250と車格がほぼ同じ
2018年モデル以降、ニンジャ400はニンジャ250と共通のプラットフォーム(フレームや外装)を採用しています。そのため、一部のライダーからは「400ccクラスとしての車格の大きさ」や「所有感」を期待すると、コンパクトすぎると感じるという声もあります。
しかし、これが「車両重量167kg」という400ccクラスでトップクラスの軽さと、抜群の扱いやすさ(取り回しの良さ)に直結しています。シート高も785mmと低めに抑えられており、小柄な方やバイク初心者でも安心して扱える点は、他の400ccモデルにはない大きなメリットです。
積載性は高くない
デザインは見ての通り、鋭角的なラインで構成されたスーパースポーツそのものです。タンデム(二人乗り)シートも小さく、フラットな部分が少ないため、荷物を積むスペース(積載性)はほとんどありません。
ツーリングで多くの荷物を積みたい場合は、工夫が必要です。多くのオーナーは、別途リアシートバッグを装着したり、社外品のキャリアやサイドバッグサポートを取り付けたりして積載性を確保しています。タンクバッグも有効な手段の一つです。
まとめ:カワサキ ニンジャ400|2026年新型モデル情報と4気筒の噂
最後に、カワサキ ニンジャ400の新型モデルに関する情報を総まとめします。
- ニンジャ400はカワサキの400ccフルカウルスポーツモデル
- 2026年モデルが2025年11月1日に発売予定
- 2026年モデルの主な変更点はカラー&グラフィックの刷新
- 新色は人気のホワイト系と定番のグレー系の2色展開
- 2026年モデルの新車価格は81万4000円(税込)
- 2025年モデルから2万2000円の価格改定(値上げ)
- 現行モデルのエンジンはパワフルな並列2気筒(パラレルツイン)
- 最高出力は48PSで低中速トルクが厚く非常に扱いやすい
- ニンジャ400という名称の4気筒モデルは現在存在しない
- 400ccの4気筒はニンジャ ZX-4Rとして別にラインナップされている
- 両者はコンセプトも価格も異なるため棲み分けが明確
- ニンジャ400が新型で4気筒になる可能性は極めて低い
- 4気筒特有のサウンドやフィーリングを求めるとミスマッチの可能性あり
- ニンジャ250と共通の車体でクラス最軽量級の軽さを実現
- 中古車市場は2018年以降の現行型とそれ以前の旧型で特性が全く異なる
- 価格と性能、扱いやすさのバランスに優れた入門者にも最適な一台