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ホンダの人気クルーザー「レブル250」の購入を検討する際、多くの方が気になるのが燃費性能ではないでしょうか。毎日乗るなら維持費は重要ですし、ツーリング好きなら航続距離も気になるところです。インターネット上では、レブル250の燃費が悪いという声や、パワー不足を指摘する意見も見られ、本当に買って後悔しないかと不安になるかもしれません。
また、いざ購入を決意しても、新車と中古のどちらを選ぶべきか、人気の色は何か、新車の納期はどれくらいかかるのか、そして可能なら少しでも安く買う方法はないか、など悩みは尽きないものです。この記事では、レブル250の燃費に関するリアルな情報から、購入後に後悔しないためのチェックポイントまで、あらゆる疑問にプロの視点からお答えします。
この記事で分かる事
- レブル250のカタログ燃費と実燃費のリアルな数値
- 「燃費が悪い」「パワー不足」という評判の真相
- 購入後に後悔しないためのチェックポイント
- 新車・中古の選び方や安く手に入れる方法
レブル250の燃費は良い?悪い?徹底検証

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- カタログ燃費とオーナー報告の実燃費
- 燃費が悪いと言われる理由
- 走行状況で見る燃費の変動
- 長距離で懸念されるパワー不足の問題
カタログ燃費とオーナー報告の実燃費

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レブル250の燃費性能を判断する上で、まずは公式のカタログ燃費と、実際にオーナーが記録している実燃費の2つの数値を知ることが重要です。
結論から言うと、多くの場合、実燃費はカタログ燃費よりも低い数値になります。これは、カタログ燃費が国が定めた特定の条件下で測定される「理想値」に近い一方、実燃費は日々の交通状況や天候、運転スタイルといった様々な要因に影響されるためです。
レブル250の燃費データ比較
公式のカタログ燃費と、オーナーの口コミサイトなどで報告されている実燃費の目安を比較してみましょう。
項目 | 燃費(目安) | 備考 |
---|---|---|
カタログ燃費(WMTCモード値) | 34.1km/L | 発進、加速、停止などを含んだ国際的な測定基準 (参照:本田技研工業株式会社) |
オーナー報告の実燃費(平均) | 28km/L ~ 33km/L | みんカラなどユーザー投稿サイトの平均値。乗り方によって変動。 |
このように、カタログ値と実燃費には1リッターあたり数キロ程度の差が出ることが一般的です。この差を理解しておくことが、購入後のガソリン代をイメージする上で大切になります。
もちろん、これはあくまで平均的な数値です。乗り方次第では、カタログ燃費に近い数値を出すことも不可能ではありません。逆に、市街地での短距離移動ばかりだと、燃費は25km/L前後に落ち込むこともあります。
燃費が悪いと言われる理由

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「レブル250は燃費が悪い」という評判を耳にすることがありますが、これは必ずしも事実ではありません。むしろ、250ccクラスのバイクとしては平均的、あるいは比較的良好な燃費性能を持っていると言えます。
では、なぜ燃費が悪いと言われるのでしょうか。主な理由として、以下の3点が考えられます。
燃費が悪く感じられる背景
- 期待値とのギャップ
レブル250は単気筒エンジンを搭載しており、「単気筒=燃費が良い」というイメージが先行しがちです。そのため、実際に乗ってみて期待したほどの燃費が出ないと、「思ったより燃費が悪い」と感じてしまうことがあります。 - 市街地走行での燃費低下
レブル250は街乗りで使われることも多いバイクです。しかし、信号での停止や発進を繰り返すストップ&ゴーの多い市街地走行は、バイクにとって最も燃費が悪化しやすいシチュエーションです。通勤や通学で毎日乗っていると、平均燃費が伸び悩むため「燃費が悪い」という印象につながりやすくなります。 - デザインと走行フィールの影響
クルーザースタイルの見た目とは裏腹に、エンジンはスポーツモデルにも搭載されるDOHCエンジンです。そのため、ついついアクセルを開けてスポーティーな走りを楽しみたくなりますが、エンジンを高回転まで回す走りをすれば、当然ながら燃費は悪化します。
これらの理由から、「燃費が悪い」というよりも「乗り方や状況によっては燃費が伸び悩むことがある」と理解しておくのが正確でしょう。バイクの特性を理解し、燃費を意識した運転を心がけることで、この点は十分にカバーできます。
走行状況で見る燃費の変動

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レブル250の燃費は、走行するシチュエーションによって大きく変動します。どのような状況で燃費が良くなり、どのような状況で悪化するのかを把握しておきましょう。
燃費が伸びやすい走行状況
最も燃費が良くなるのは、信号の少ない郊外の道を一定の速度で走り続けるようなツーリングです。特に時速60km~80km程度で、6速ミッションを有効に使い、エンジン回転数を低めに保って走行すると、リッターあたり35km/Lを超える良好な燃費を記録することも可能です。
また、高速道路でも、時速80km~90km程度で巡航する場合はエンジンに無理がなく、比較的安定した燃費が期待できます。実際に、東京から山形まで約400kmを高速道路メインで走行したインプレッション記事では、リッターあたり27km/L~28km/Lという優秀な数値を記録しています。
燃費が悪化しやすい走行状況
一方で、燃費が悪化しやすいのは、前述の通りストップ&ゴーの多い市街地です。発進時には大きなエネルギーを消費するため、これが繰り返されると燃費は大きく落ち込みます。
- 急発進・急加速の繰り返し
- 渋滞路でのノロノロ運転
- エンジンを高回転まで回すスポーティーな走行
- アップダウンの激しい山道や峠道
- 二人乗り(タンデム)での走行
特に、登り坂が続くような道では、エンジンに負荷がかかるため燃費は顕著に悪化します。自分の乗り方がどのパターンに当てはまるかを考え、燃費を予測することが大切です。
長距離で懸念されるパワー不足の問題

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燃費と並んで、レブル250の購入検討者が気にすることの一つに「パワー不足」があります。特に長距離ツーリングや高速道路での走行において、250cc単気筒エンジンで本当に十分なのか、という点は重要なポイントです。
結論として、レブル250のパワーは「十分と感じる人もいれば、物足りないと感じる人もいる」というのが実情です。これは、ライダーがバイクに何を求めるかによって評価が大きく分かれるためです。
パワー不足を感じやすいシチュエーション
具体的にパワー不足を感じやすいのは、以下のような場面です。
- 高速道路での追い越し加速
時速100kmからの追い越しなど、もう一段階上の加速が欲しい場面では、やはり力不足を感じることがあります。交通の流れに乗って巡航することは問題なくできますが、余裕のある追い越しは得意ではありません。 - 急な登坂路
特に荷物を積んでいたり、二人乗りをしていたりする状況での長い登り坂では、スピードの低下は避けられません。適切なギアチェンジで対応する必要があります。
パワー不足を感じにくい乗り方
一方で、のんびりと景色を楽しみながら走るようなツーリングスタイルの方であれば、パワー不足を感じることは少ないでしょう。時速80km~90kmくらいで流すのが最も心地よく、エンジンの鼓動感も楽しめます。
目を三角にしてスピードを追い求めるバイクではなく、穏やかな気持ちで交通の流れに乗って走るのがレブル250の得意なステージです。このバイクのキャラクターを理解していれば、パワー不足が大きな不満になることは少ないと言えます。
レブル250の燃費と購入前に知るべき事

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- 購入で後悔しないための注意点
- 新車で購入するメリット
- わかる!新車の納期
- 失敗しない中古車の選び方
- リセールも良い人気の色
- 安く買う方法はあるのか
- まとめ:【実燃費】レブル250の燃費は悪い?後悔しないための全知識
購入で後悔しないための注意点

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レブル250は非常に魅力的なバイクですが、その人気やデザインだけで購入を決めると、「こんなはずじゃなかった」と後悔につながる可能性があります。ここでは、購入前に知っておくべきデメリットや注意点を解説します。
シートの硬さとポジション
多くのオーナーが指摘するのが、純正シートの硬さです。デザイン性は高いもののクッション性は低いため、1時間以上の連続走行でお尻が痛くなるという声は少なくありません。
また、シート高が690mmと非常に低く足つきが良い反面、長時間の乗車では膝の曲がりが窮屈に感じることがあります。特に長身の方にとってはデメリットになる可能性があります。
シートの硬さが気になる場合は、ゲル入りのクッションを敷いたり、社外品のコンフォートシートに交換したりすることで大幅に改善できます。
積載性の低さと収納スペース
レブル250はデザインを優先しているため、収納スペースは皆無に等しいです。シート下のスペースも工具程度しか入りません。そのため、日帰りツーリングであっても、荷物があればリュックを背負うか、サイドバッグなどを別途取り付ける必要があります。
カスタマイズの限界
カスタムパーツが豊富なレブル250ですが、エンジンの排気量を上げるといった大幅な性能向上カスタムには限界があります。あくまで外装のドレスアップや、マフラー、シート交換といった範囲がメインとなります。将来的にパワーアップを考えている場合は、物足りなさを感じるかもしれません。
これらの点を理解した上で、自分のバイクライフや用途に合っているかを冷静に判断することが、購入後の後悔を避けるための最も重要なポイントです。
新車で購入するメリット

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価格の面では中古車に軍配が上がりますが、レブル250を新車で購入することには、それを上回る大きなメリットが存在します。
メーカー保証による安心感
最大のメリットは、メーカーによる正規保証が付いてくる点です。通常2年間の保証期間内に、万が一バイクに不具合が発生しても無償で修理を受けられます。中古車の場合は保証がないか、あっても期間が短いことが多いため、この差は非常に大きいです。
最新装備の恩恵
現行のレブル250は、年々改良が加えられています。特に2020年モデル以降は、以下のような装備が標準で搭載されており、快適性と安全性が大きく向上しました。
- 全灯火類のLED化:ヘッドライトやウインカーがLEDになり、夜間の視認性が向上し、見た目も現代的になりました。
- アシスト&スリッパークラッチ:クラッチ操作が軽くなると同時に、急なシフトダウン時の後輪ホッピングを抑制し、より安全で扱いやすくなっています。
- ギアポジションインジケーター:メーター内に現在のギア段数が表示されるようになり、初心者にも優しい仕様です。
誰も乗っていない満足感
そして何より、自分がそのバイクの最初のオーナーであるという満足感は、新車でしか味わえません。慣らし運転から自分で行い、バイクと共に歴史を刻んでいく喜びは、中古車にはない特別な価値と言えるでしょう。
わかる!新車の納期

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購入を決めたらすぐにでも乗りたいのが人情ですが、人気モデルであるレブル250は、新車の納期が気になるポイントです。
結論から言うと、レブル250の新車の納期は、注文する時期、カラー、販売店によって大きく変動します。
納期が長くなる主な要因
- 人気モデル故の注文殺到:バイクシーズンである春先などは注文が集中し、納期が延びる傾向があります。
- 生産状況:世界的な半導体不足や物流の混乱など、社会情勢によって工場の生産計画が影響を受けることがあります。
- カラーによる違い:新色や人気のカラーは注文が集中しやすく、他のカラーよりも納期がかかる場合があります。
2025年8月現在、一部の販売店では在庫がある場合もありますが、一般的には注文から納車まで1ヶ月~3ヶ月程度が目安とされています。しかし、状況によっては半年以上待つケースも過去にはありました。
最も確実な情報を得るためには、複数のホンダ正規取扱店に直接問い合わせて、最新の納期を確認するのが一番です。店舗によってはメーカーへの発注枠を多く持っていたり、たまたまキャンセルが出て即納車が可能だったりすることもありますので、諦めずに探してみることをお勧めします。
失敗しない中古車の選び方

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新車よりもリーズナブルに手に入れられるレブル250の中古車は非常に魅力的ですが、選び方を間違えると「安物買いの銭失い」になりかねません。ここでは、失敗しないためのチェックポイントを解説します。
走行距離の確認
まず確認したいのが走行距離です。一般的に、走行距離が少ないほど車両の状態が良いとされますが、一概には言えません。重要なのは「年式相応の走行距離か」という点です。
- 走行距離が極端に少ない場合:長期間放置されていた可能性があり、ゴム部品の劣化やバッテリー上がりのリスクがあります。
- 走行距離が多い場合:消耗品の交換時期が近い可能性があります。タイヤやチェーン、ブレーキパッドなどの状態を確認しましょう。
メンテナンス履歴のチェック
可能であれば、点検整備記録簿を確認させてもらいましょう。定期的にオイル交換などのメンテナンスが実施されてきた車両は、大切に扱われてきた証拠であり、信頼性が高いと言えます。
エンジン周りの確認
最も重要なエンジンの状態は、実際に始動させてもらうのが一番です。
- エンジンがスムーズに一発でかかるか(始動性が悪いのは問題のサイン)
- アイドリングは安定しているか(回転数が不規則に上下しないか)
- エンジンから「カチカチ」「ガラガラ」といった異音はしないか
外装とカスタムの確認
タンクの凹みや目立つ傷がないかを確認しましょう。特に転倒歴のある車両は、ハンドルストッパーやステップ周りに傷や歪みがないかを注意深く見る必要があります。
また、カスタムされている場合は、それが信頼できるメーカーのパーツか、車検に対応しているかなども確認しておくと安心です。
リセールも良い人気の色

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バイクを選ぶ上で、デザインや色は非常に重要な要素です。どうせ乗るなら自分の気に入った色を選びたいものですが、将来的に売却することも考えると、リセールバリュー(再販価値)の高い人気の色を選ぶという視点も有効です。
レブル250において、一般的にリセールが高いとされる人気のカラーは以下の通りです。
リセールが期待できる人気カラー
- マットジーンズブルーメタリック
レブルの象徴的なカラーとも言える濃いブルー。落ち着いた雰囲気とカスタムとの相性の良さで、発売以来、常に高い人気を誇ります。 - マットブラック系(マットガンパウダーブラックメタリックなど)
どんなファッションにもマッチする定番のマットブラックは、やはり根強い人気があります。引き締まって見える精悍なイメージが魅力です。 - S Edition専用カラー(チタニウムメタリックなど)
ヘッドライトカウルやフォークブーツなどが標準装備された上級グレード「S Edition」に設定される専用カラーは、特別感と装備の充実度から高値で取引される傾向にあります。
一方で、個性的なパール系のカラーなども魅力的ですが、一般的には定番カラーの方が幅広い層に受け入れられやすいため、リセールバリューは安定する傾向があります。
もちろん、最も大切なのは自分が愛着を持って乗れる色を選ぶことです。リセールバリューはあくまで参考情報の一つとして、最終的には自分の好みを優先するのが、満足度の高いバイクライフにつながります。
安く買う方法はあるのか

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人気のレブル250ですが、少しでも安く買う方法があれば知りたい、と考えるのは当然のことです。ここでは、賢くお得に購入するためのいくつかの方法を紹介します。
購入時期を工夫する
バイクの価格は、需要と供給のバランスで変動します。一般的に、バイク需要が高まる春先(3月~5月)は価格が上がりやすく、需要が落ち着く冬場(12月~2月)は価格が下がる傾向にあります。
また、販売店の決算期(3月や9月が多い)を狙うと、目標達成のために特別な値引きキャンペーンが行われることもあるため、狙い目です。
複数の販売店で見積もりを取る
これは基本ですが、非常に重要です。同じ新車であっても、販売店によって諸費用の設定やオプションの値引き額が異なる場合があります。必ず複数の店舗で見積もりを取り、比較検討することで、最も条件の良いお店を見つけることができます。
状態の良い中古車や試乗車を狙う
新車にこだわらないのであれば、やはり中古車が最も安く手に入れる方法です。特に、走行距離が少なく、状態の良い「極上中古車」が見つかれば非常にお得です。
また、数は少ないですが、販売店が試乗車として使用していた車両が中古車として販売されることがあります。これらは定期的にメンテナンスされており、かつ新車よりも安価なため、絶好の狙い目と言えるでしょう。
「バイク王」のような全国規模の買取・販売店では、豊富な在庫の中から希望の車両を探すことができます。オンラインで在庫を検索できたり、無料査定サービスを利用して自分のバイクの下取り価格を知ることができたりと、購入・売却の両面で便利なサービスが充実しています。
まとめ:【実燃費】レブル250の燃費は悪い?後悔しないための全知識
この記事では、レブル250の燃費性能から、購入で後悔しないためのポイントまで幅広く解説してきました。最後に、今回の内容をリスト形式で振り返ります。
- レブル250のカタログ燃費は34.1km/Lだが実燃費は28~33km/Lが目安
- 燃費が悪いという評判は期待値とのギャップや市街地走行が主な原因
- 燃費は郊外の定速走行で伸び、市街地のストップ&ゴーで悪化する
- パワー不足は高速での追い越しや登坂路で感じる可能性がある
- 穏やかなツーリングがメインならパワー不足は問題になりにくい
- 購入後の後悔を避けるにはシートの硬さや積載性の低さを理解しておくことが重要
- 新車はメーカー保証と最新装備による安心感が最大のメリット
- 新車の納期は時期や店により変動するため複数店舗への確認が必須
- 中古車選びは走行距離・メンテ履歴・エンジン状態の確認が不可欠
- リセールを考えるならマットジーンズブルーやブラック系が人気の色
- バイク需要が落ち着く冬場や決算期は安く買うチャンス
- 複数の販売店で見積もりを取り比較することが賢い買い方
- 状態の良い中古車や試乗車はコストを抑える有効な選択肢
- レブル250はバイクの特性を理解すれば非常に満足度の高い一台
- 最終的には自分の用途や価値観に合うかどうかで判断することが最も大切