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大型クルーザーとして絶大な人気を誇るホンダ レブル1100。その魅力的なスタイルと力強い走りから、中古市場でも高い注目を集めています。しかし、いざ購入を検討すると「レブル1100の中古は高いのではないか」「購入して後悔しないか」といった不安や、レブル1100の欠点に関する疑問が浮かぶ方も多いのではないでしょうか。
また、人気のレブル1100DCT中古モデルの状態や、魅力的なカスタム車両の探し方も気になるところです。この記事では、中古をホンダドリームで探すメリットから、中古をレッドバロンなどの大手販売店で選ぶ際のポイントまで、購入前に知っておきたい情報を網羅的に解説します。あなたに最適な一台を見つけるための、完全ガイドとしてお役立てください。
この記事で分かる事
- レブル1100の中古車市場における価格相場と今後の動向
- 購入後に後悔しないための具体的なチェックポイントと注意点
- 人気のDCTモデルと標準モデルの違いやそれぞれの魅力
- 信頼できる中古車の見つけ方とカスタム車両を選ぶ際のコツ
レブル1100の中古車相場と価格帯

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- 中古は高い?価格推移
- 人気のDCT中古モデル
- 知っておきたい欠点
- 購入後に後悔しない為に
- カスタム中古車も魅力的
中古は高い?価格推移

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結論から言うと、レブル1100の中古車価格は比較的高値で安定している傾向にあります。これは、新車供給が需要に追いついていない時期があったことや、バイク自体の人気が非常に高いことが理由です。
実際に中古車情報サイトを見ると、本体価格は走行距離や年式にもよりますが、80万円台後半から120万円程度が中心となっています。特に走行距離が少ない車両や、状態の良いものは100万円を超えることが珍しくありません。これは、新車価格(約110万円~)と比較しても、大きく値崩れしていないことを示しています。
価格推移のポイント
レブル1100は2021年に登場した比較的新しいモデルのため、中古市場での価格は急落しにくい状況です。今後も大幅な値下がりは考えにくく、リセールバリュー(再販価値)も高いと予想されます。そのため、「高い」と感じるかもしれませんが、長期的な視点で見れば価値の落ちにくいバイクと言えるでしょう。
もちろん、走行距離が2万kmを超えていたり、年式が初期のものだったりすると価格は下がりますが、それでも極端な安値になることは少ないのが現状です。購入を検討する際は、新車価格を基準に、車両の状態や装備と見比べて価格の妥当性を判断することが重要になります。
人気のDCT中古モデル

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レブル1100には、通常のMT(マニュアルトランスミッション)モデルと、DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)モデルの2種類が存在します。中古市場では、このDCTモデルが特に高い人気を集めています。
DCTとは、クラッチ操作やシフトチェンジをバイクが自動で行ってくれるシステムです。スクーターのような簡単な操作で、大型バイクのパワフルな走りを楽しめるのが最大の魅力と言えます。AT限定大型二輪免許で運転できるため、免許取得のハードルが低いことも人気の理由です。
DCTモデルの価格と特徴
中古市場では、DCTモデルはMTモデルに比べておおよそ10万円前後高く設定されていることが一般的です。それでも人気が高いのは、以下のようなメリットがあるからです。
- 運転がイージー:面倒なクラッチ操作が不要で、アクセルとブレーキに集中できる。
- 立ちゴケのリスク軽減:発進時や低速走行時のエンスト(エンジンストール)がない。
- ライディングモード:モード切り替えにより、スポーティーな走りから快適なクルージングまで、気分に合わせた走行フィールを選択可能。
力強い走りはそのままに、誰でも気軽に扱えるのがレブル1100DCTモデルの強みです。もしあなたが「大型バイクの操作に不安がある」「ツーリングを快適に楽しみたい」と考えているなら、少し予算を足してでもDCTモデルの中古車を探す価値は十分にあるでしょう。
知っておきたい欠点

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非常に評価の高いレブル1100ですが、購入前に知っておきたい注意点や、人によっては「欠点」と感じる可能性のあるポイントもいくつか存在します。これらを理解しておくことで、購入後のミスマッチを防ぐことができます。
購入前に考慮すべきポイント
1. 車両重量
レブル1100の車両重量はMTモデルで223kg、DCTモデルで233kgと、クルーザーとしては標準的ですが、決して軽いバイクではありません。シート高が700mmと低く足つきは良好なものの、取り回しや引き起こしの際には相応の重さを感じます。小柄な方や、バイクの扱いに慣れていない方は、一度実車にまたがってその重さを体感してみることをお勧めします。
2. 夏場のエンジン熱
1100ccという大排気量エンジンを搭載しているため、特に夏場の渋滞路などではエンジンからの熱が気になるという声があります。フレームの構造上、ちょうど内ももあたりに熱気を感じやすいため、季節によっては対策が必要になるかもしれません。
3. 積載性
ノーマル状態では、荷物を積むスペースはほぼありません。デザインを重視したスタイルのため、キャリアやサイドバッグサポートといったパーツは後付けが基本となります。長距離ツーリングやキャンプを考えている場合は、別途積載パーツの購入費用も考慮しておくと良いでしょう。
これらの点は、いずれも対策パーツの導入や乗り方の工夫でカバーできる部分でもあります。完璧なバイクは存在しないため、こうした特徴を理解した上で、自分の使い方に合うかどうかを判断することが大切です。
購入後に後悔しない為に

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「買ってから後悔した…」ということにならないためには、デザインやスペックだけでなく、自分の使い方や体格に本当に合っているかを見極めることが何よりも重要です。ここでは、後悔しないための中古車選びの具体的なポイントを解説します。
自分のライディングスタイルを明確にする
まず、あなたがレブル1100で何をしたいのかを具体的にイメージしましょう。
- 街乗りや近場のツーリングがメインか?→取り回しのしやすさやDCTの快適性が重要になります。DCTモデルがおすすめです。
- 高速道路を使った長距離ツーリングを楽しみたいか?→防風効果のあるカウルやスクリーンの有無、ETCの装備がポイントになります。
- カスタムを楽しみたいか?→ノーマルに近い状態の車両を選び、自分でパーツを組んでいく楽しみ方もあります。
用途が明確になれば、中古車を探す際に「ETC付き」「エンジンガード装備」といった具体的な条件で絞り込むことができます。これにより、購入後の追加費用を抑えることにも繋がります。
試乗または実車確認のススメ
可能であれば、購入前に必ず実車にまたがってみましょう。足つきの良さはレブルの美点ですが、ハンドルまでの距離やステップの位置が自分の体格に合うかは個人差があります。
特に、中古車販売店で試乗ができる場合は、積極的に利用することをおすすめします。実際の重さ、DCTのフィーリング、エンジンの鼓動などを肌で感じることで、カタログスペックだけでは分からない多くの情報を得ることができます。これが、後悔を防ぐ最も確実な方法です。
カスタム中古車も魅力的

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中古市場には、前のオーナーによって様々なカスタムが施されたレブル1100も流通しています。ノーマル車両を購入して自分でカスタムするのも楽しいですが、自分の理想に近いカスタムが施された中古車を見つけられれば、非常にお得に理想のスタイルを手に入れることができます。
中古車でよく見られるカスタムパーツには、以下のようなものがあります。
カスタムの種類 | 内容とメリット |
---|---|
外装・快適性パーツ | スクリーン、エンジンガード、サドルバッグサポート、バックレスト、ETC、USB電源、グリップヒーターなど。ツーリングの快適性を高める実用的なパーツが多いです。 |
マフラー | モリワキなど有名ブランドのマフラーに交換されている車両もあります。サウンドや見た目の迫力が向上しますが、車検対応品かどうかは必ず確認が必要です。 |
ミラー・レバー類 | バーエンドミラーなど、デザイン性を高めるカスタム。簡単に交換できるため、自分好みに変更するのも容易です。 |
カスタム中古車を選ぶ際の注意点
カスタムされている車両は魅力的ですが、いくつか注意点もあります。
まず、取り付けられているパーツが車検に対応しているかを確認しましょう。特にマフラーや灯火類は重要です。また、個人が取り付けたカスタムの場合、配線処理が雑であったり、取り付けが不完全であったりする可能性もゼロではありません。信頼できる販売店で、納車前にしっかりと点検してもらうことが大切です。
はじめから必要なパーツが付いている車両を選べば、パーツ代と工賃を合わせて数十万円単位での節約になることもあります。自分のやりたいカスタムの方向性と合致する車両があれば、積極的に検討してみる価値は大いにあります。
失敗しないレブル1100中古車の探し方

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- レブル1100中古はホンダドリームで探す
- レブル1100の中古をレッドバロンで探す
- 購入前に確認すべき車両状態のポイント
- 保証やアフターサービスの重要性
- 総括:レブル1100の中古相場と後悔しない選び方【完全ガイド】
中古はホンダドリームで探す

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中古車選びで最も安心感を重視するなら、ホンダの正規ディーラーである「ホンダドリーム」で探すのが最善の選択肢の一つです。メーカー直営ならではの品質とサービスが期待できます。
ホンダドリームで扱われる中古車には「Honda Dream認定中古車」という制度があります。これは、ホンダ専門の整備士が厳しい基準で点検・整備した車両で、購入後も手厚い保証が受けられるのが大きな特徴です。
Honda Dream認定中古車のメリット
- 厳格な点検項目:法令で定められた点検項目に加え、ホンダ独自の87項目もの点検整備を実施。
- 充実の保証:納車日から6ヶ月間または走行距離10,000kmまでの保証が付帯します。(※一部車両除く)
- 品質への安心感:車両の素性がはっきりしており、整備履歴も確認できる場合が多いです。
- 全国ネットワーク:全国のホンダドリーム店で保証修理やメンテナンスを受けられます。
価格面では、一般的な中古車販売店に比べて若干高めに設定されている傾向はあります。しかし、その価格差は「安心料」と考えることができます。特に初めての大型バイクで、購入後のトラブルが心配な方にとっては、ホンダドリームは非常に心強い味方となってくれるでしょう。
中古をレッドバロンで探す

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全国に店舗網を持つ大手バイク販売店「レッドバロン」も、レブル1100の中古車を探す際の有力な選択肢です。圧倒的な在庫数と独自のサービスが魅力です。
レッドバロンの強みは、なんといってもそのネットワーク力にあります。もし近隣の店舗に希望の車両がなくても、全国の店舗から在庫を取り寄せることが可能です(※一部条件あり)。これにより、理想の一台に出会える確率が格段に上がります。
レッドバロン独自のサービスと保証
レッドバロンには、メーカーディーラーとは異なる独自の強みがあります。
- 豊富な在庫:全国の店舗から希望の年式やカラー、カスタム車両を探すことができます。
- 修理保証:購入した車両には、一定期間・距離の修理保証が付いています。保証内容は車両によって異なるため、契約前に必ず確認しましょう。
- オイルリザーブシステム:キープしているオイルを会員価格で交換できる人気のシステムです。維持費を抑えたい方には大きなメリットになります。
- ロードサービス:ツーリング先での万が一のトラブルにも対応してくれるロードサービスも提供しています。
ホンダドリームが「メーカー直営の安心感」なら、レッドバロンは「全国規模のネットワークと豊富な選択肢、独自のサービス」が魅力と言えます。様々な店舗を回る時間がない方や、多くの在庫から比較検討したい方におすすめです。
購入前に確認すべき車両状態のポイント

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販売店が決まったら、次はいよいよ車両そのもののチェックです。たとえ信頼できるお店でも、中古車である以上、一台一台コンディションは異なります。後悔しないために、以下のポイントは自分の目でしっかりと確認しましょう。
エンジン周り
バイクの心臓部であるエンジンは最も重要なチェックポイントです。エンジンをかけてもらい、異音や異常な振動がないかを確認します。マフラーからの排気ガスの色(白煙や黒煙が出ていないか)も見ておきましょう。エンジン下部や接合部からのオイル漏れや滲みがないかも、念入りにチェックしてください。
フレーム・足回り
フレームに歪みや大きな傷がないかを確認します。特にハンドルの付け根(ステアリングヘッド)周辺は、転倒の影響が出やすい部分です。フロントフォークにオイル漏れや点錆がないか、ホイールに歪みや大きなガリ傷がないかも重要なポイント。タイヤの溝が十分に残っているか、ひび割れがないかも見ておきましょう。
消耗品と外装
ブレーキパッドやチェーン、スプロケットといった消耗品の残量も確認します。これらがすぐに交換時期を迎えるようだと、購入後すぐに追加費用が発生してしまいます。
外装の傷や凹み、錆の有無ももちろん重要です。タンクの内部に錆が発生していないかは、可能であればキャップを開けて確認させてもらいましょう。シートの破れやへたりもチェックポイントです。
全ての項目を完璧にチェックするのは難しいかもしれませんが、「おかしいな?」と感じた点は遠慮なく店員さんに質問することが大切です。その際の対応が誠実かどうかも、お店を見極める良い判断材料になります。
保証やアフターサービスの重要性

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中古バイクの購入において、車両本体の価格や状態と同じくらい重要なのが「保証」と「アフターサービス」です。どんなに状態の良い車両でも、機械である以上、予期せぬトラブルが起こる可能性はゼロではありません。そんな万が一の時に、保証があるかないかで安心感も出費も大きく変わってきます。
前述の通り、ホンダドリームやレッドバロンのような大手販売店では、独自の保証制度を用意しています。保証の期間や範囲は販売店や車両の状態によって異なりますので、契約前に保証内容の詳細(保証期間、対象部品、自己負担の有無など)を必ず書面で確認しましょう。
「現状販売」には要注意
個人経営の販売店や、価格が極端に安い車両の中には「現状販売(ノークレーム・ノーリターン)」という条件で売られているものがあります。これは、「納車後の故障や不具合については一切保証しません」という意味です。
バイクに関する豊富な知識と、自分で整備できるスキルがある方以外は、現状販売の車両は避けるのが賢明です。目先の安さに惹かれて購入した結果、修理費用が高くつき、結果的に保証付きの車両より高くついてしまったというケースは少なくありません。
購入後の定期点検や車検、カスタムの相談など、長く付き合っていくことになる販売店です。価格だけでなく、困った時に親身に対応してくれるか、信頼できる技術力があるかといったアフターサービスの質も、お店選びの重要な基準と考えるべきでしょう。
総括:レブル1100の中古相場と後悔しない選び方【完全ガイド】
この記事では、ホンダ レブル1100の中古車を購入する際に後悔しないためのポイントを、多角的に解説しました。最後に、賢い一台を選ぶための要点をまとめます。
- レブル1100の中古車価格は高値で安定している傾向にある
- 価値が落ちにくいリセールバリューの高いモデルと言える
- AT限定免許で乗れるDCTモデルは特に人気で価格もやや高め
- DCTはクラッチ操作不要で運転が非常に楽になるのが魅力
- 欠点として車両重量や夏場のエンジン熱が挙げられる
- 積載性は低いためツーリングにはキャリア等の追加が必要
- 後悔しないためには自分の用途や体格に合うか見極めることが最重要
- 可能であれば試乗して実際の乗り味を確かめるのがベスト
- カスタム済み中古車は初期投資を抑えられるメリットがある
- パーツが車検対応か、取り付けが確実かは要確認
- 安心感を最優先するならホンダドリームの認定中古車がおすすめ
- 豊富な在庫と選択肢を求めるならレッドバロンも有力な候補
- 購入前にはエンジンや足回り、消耗品の状態を必ずチェックする
- 保証やアフターサービスの内容は契約前に書面でしっかり確認する
- 「現状販売」の車両はリスクが高いため初心者には推奨しない