
ツーホイールズライフ・イメージ
カワサキから登場が噂される新型バイク「Z400RS」について、多くのバイクファンがその動向に注目しています。特に、カワサキZ400RSの2025年モデルが登場するのではないかという期待が高まっており、結局のところZ400RSは出るのか、それとも出ないのか、様々な情報が飛び交っている状況です。
一部では、近々開催されるZ400RSのモーターサイクルショーでの発表を心待ちにする声がある一方で、根強い出ないという噂も存在します。また、新型の話題だけでなく、過去に人気を博したZ400RSの旧車モデルや、その値段、そしてカワサキZ400RSの中古市場の動向も、ライダーにとっては大きな関心事ではないでしょうか。
この記事では、現在明らかになっている情報や専門誌の予測を基に、Z400RSに関するあらゆる疑問に多角的な視点からお答えしていきます。
この記事で分かること
- 過去に存在したZ400RS(旧車)の概要と特徴
- 新型Z400RSに関する2025年の登場予測とその根拠
- 登場が噂される背景とZ400RSが出ないと言われる理由
- 新型のベース車両や予想されるスペックとデザイン
Z400RSの伝説とネオクラシックへの期待

ツーホイールズライフ・イメージ
- そもそもZ400RSの旧車とはどんなバイク?
- Z400RSの旧車の値段はどのくらい?
- 中古市場での人気
- Z1/Z2を彷彿とさせるデザインの魅力
- ZX-4Rベースの直列4気筒エンジンか
そもそもZ400RSの旧車とはどんなバイク?

ツーホイールズライフ・イメージ
新型モデルへの期待が高まる中、Z400RSという名前を持つバイクが過去に存在したことをご存じでしょうか。ここで言うZ400RSの旧車とは、主に1970年代に販売されていたカワサキの「KZ400」を指します。このモデルは、海外市場を中心に「KZ400」として、また一部では「Z400RS」という名称で認識されていました。
このバイクの最も大きな特徴は、エンジン形式にあります。現在噂されている新型が直列4気筒エンジンを搭載すると予測されているのに対し、旧車のKZ400は空冷並列2気筒エンジンを採用していました。当時の400ccクラスとしては標準的ながら、シンプルで信頼性の高いエンジンは多くのライダーに受け入れられました。
スタイルは、当時のカワサキ車らしい普遍的で美しいネイキッドデザインを持っています。現代のネオクラシックモデルのような派手さはありませんが、その素朴で飽きのこない佇まいが、今改めて注目を集める理由の一つと考えられます。つまり、旧車としてのZ400RSは、現代のファンが期待する「直列4気筒のZ」とは異なるルーツを持つモデルなのです。
Z400RSの旧車の値段はどのくらい?

ツーホイールズライフ・イメージ
Z400RSの旧車、すなわちKZ400を手に入れたいと考えた場合、その値段はどの程度なのでしょうか。旧車市場においては、車両の価格は個体のコンディションや年式、カスタムの有無によって大きく変動します。
KZ400の場合、比較的良好な状態で維持されている車両であれば、おおよそ50万円から100万円前後がひとつの目安となりそうです。もちろん、フルレストアが施された極上の車両や、希少な純正パーツを多く残す個体であれば、それを上回る価格で取引されることも珍しくありません。
ただし、旧車の購入で注意すべきは車両本体価格だけではない点です。購入後には、現代のバイクに比べて頻繁なメンテナンスが必要になる可能性があります。また、純正部品の供給はほぼ終了しているため、故障した際のパーツ探しや修理に時間と費用がかかることも覚悟しなくてはなりません。これらの維持費も考慮した上で、購入を検討することが大切になります。
中古市場での人気

ツーホイールズライフ・イメージ
前述の通り、Z400RSの旧車モデルであるKZ400は、中古市場で根強い人気を保っています。その人気の理由は、単に古いバイクであるという希少性だけではありません。
まず挙げられるのは、カスタムベースとしての魅力です。シンプルな車体構成はカスタムの自由度が高く、カフェレーサー仕様やチョッパースタイルなど、オーナーの好みに合わせた多彩なカスタマイズが施されています。自分だけの一台を作り上げる楽しみが、多くのライダーを惹きつけているのです。
また、新型Z400RSの登場が噂されるようになったことで、そのルーツである旧車モデルにも再び光が当たりました。新型への期待感から、過去のモデルを再評価する動きが活発化し、中古市場での注目度を高める一因となっています。このように、カワサキZ400RSの中古市場での人気は、バイクそのものの魅力と、現代のトレンドが複合的に絡み合って形成されていると考えられます。
Z1/Z2を彷彿とさせるデザインの魅力

ツーホイールズライフ・イメージ
新型Z400RSに寄せられる期待の中で、最も大きな要素がそのデザインです。多くのバイクメディアやファンの間では、大成功を収めた兄貴分であるZ900RSやZ650RSのデザインを踏襲するだろうと予測されています。
具体的には、カワサキの伝説的な名車「Z1」や「Z2」から受け継がれる、流麗なティアドロップ型のフューエルタンクが挙げられます。このタンク形状は、Z-RSシリーズの象徴とも言える部分であり、ライダーの満足度を大きく左右するポイントです。
さらに、クラシカルな丸目一灯のヘッドライトや、アナログ指針を持つ二眼メーター、そしてテールエンドが跳ね上がったサイドカバーからテールカウルにかけてのラインなど、細部にわたってレトロな雰囲気が演出されると見られています。現代の技術で作り上げられた信頼性と、往年の名車のスタイルが融合することで、所有欲を満たす唯一無二のデザインが生まれるのです。
ZX-4Rベースの直列4気筒エンジンか

ツーホイールズライフ・イメージ
デザインと並んで、新型Z400RSの心臓部であるエンジンにも大きな注目が集まっています。現在、最も有力な説として挙げられているのが、カワサキの400ccスーパースポーツモデル「Ninja ZX-4R」のエンジンをベースにするというものです。
ZX-4Rは、現行400ccクラスで唯一の並列4気筒(直4)エンジンを搭載し、最高出力77ps(ラムエア加圧時)という圧倒的なパフォーマンスを誇ります。もしZ400RSがこのエンジンをベースとするならば、クラシカルな見た目とは裏腹に、非常にパワフルな走行性能を持つモデルになることが予想されます。
もちろん、ネオクラシックモデルの特性に合わせて、ZX-4Rのエンジンがそのまま搭載されるわけではないでしょう。例えば、中低速域でのトルクを重視したセッティングに変更されたり、スタイルに合わせて空冷フィン風のデザインが施されたりする可能性があります。また、マフラーもZ900RSのような右一本出しのショート管スタイルに変更されることが考えられます
項目 | Ninja ZX-4R SE (参考) | 新型 Z400RS (予測) |
---|---|---|
エンジン形式 | 水冷4ストローク並列4気筒 | ZX-4Rベースの水冷並列4気筒 |
総排気量 | 399cc | 399cc |
最高出力 | 57kW(77PS)/14,500rpm | ZX-4Rをベースに中低速寄りに調整か |
スタイル | フルカウル・スーパースポーツ | ネイキッド・ネオクラシック |
フレーム | 高張力鋼製トレリスフレーム | ZX-4Rのフレームを流用または改良 |
マフラー | ショートタイプアンダーマフラー | 右一本出しの集合管スタイルか |
このように、ベース車両の素性の良さを活かしつつ、Z-RSシリーズとしての個性を与えられたマシンになることが期待されています。
カワサキ新型Z400RSの登場予測まとめ

ツーホイールズライフ・イメージ
- 結局のところ出るのか?
- 一方で出ないという噂の真相
- 有力なZ400RSの2025年登場説
- モーターサイクルショーで公開?
- FXかゼファー?車名の可能性も浮上
- 総括:Z400RSは出る?出ない?2025年登場説から中古情報まで解説
結局のところ出るのか?

ツーホイールズライフ・イメージ
多くのライダーが最も知りたいであろう問い、「結局のところZ400RSは出るのか?」について、現時点での見解を述べます。カワサキからの公式な発表は何もないため、100%確実とは言えませんが、様々な状況証拠から登場の可能性は非常に高いと考えられます。
その最大の理由は、Z900RSの大成功にあります。Z900RSは登場以来、大型バイク市場でトップクラスの販売台数を記録し続け、ネオクラシックというジャンルを不動のものにしました。この成功体験を、競争が激化している400ccクラスで再現したいとカワサキが考えるのは、ごく自然な流れです。
また、ホンダが新型CB400シリーズの噂で盛り上がり、トライアンフやハーレーダビッドソンといった海外メーカーも400ccクラスに参入するなど、市場は活況を呈しています。この絶好のタイミングを逃さず、カワサキが切り札としてZ400RSを投入する可能性は十分にあると言えるのではないでしょうか。
一方で出ないという噂の真相

ツーホイールズライフ・イメージ
登場への期待が高まる一方で、Z400RSは出ないという否定的な見方も根強く存在します。夢物語で終わらせないためにも、なぜ出ないと言われるのか、その理由を冷静に考察してみましょう。
商標の問題
一つ目の理由として、商標の問題が挙げられます。「Z400RS」という名称は、カワサキが現在登録しているかどうか不明瞭な部分があり、もし他社に押さえられている場合、この名称での発売が困難になる可能性があります。
コストと価格設定
二つ目はコストの問題です。高性能なZX-4Rをベースにすると、車両価格が高騰する恐れがあります。Z-RSシリーズらしい質感の高い外装パーツなどを採用すれば、さらにコストは上昇します。400ccクラスのユーザー層を考えると、価格設定は非常にシビアであり、採算が合わないと判断される可能性も否定できません。
ZX-4Rとの差別化
三つ目は、ベース車両であるZX-4Rとの差別化です。同じエンジンを積む兄弟車として、それぞれのキャラクターを明確に分ける必要があります。この棲み分けがうまくいかない場合、両モデルが中途半端な存在になってしまうリスクをメーカーが懸念するかもしれません。
これらの理由から、「Z400RSは出ないのではないか」という声が挙がっているのです。
有力なZ400RSの2025年登場説

ツーホイールズライフ・イメージ
では、Z400RSが登場するとしたらいつになるのでしょうか。バイク専門誌「ヤングマシン」をはじめとする複数のメディアが、カワサキZ400RSの2025年登場説を有力なシナリオとして報じています。
この予測にはいくつかの根拠があります。一つは、ベース車両と目されるZX-4Rが2023年に登場しており、派生モデルを開発するための期間として頃合いが良いという点です。カワサキはこれまでも、一つのプラットフォームから複数のモデルを展開する戦略を得意としてきました。
さらに、カワサキは2024年にW230やメグロS1といったクラシックモデルを市場に投入しました。大きなプロジェクトを一つ終えた今、次の目玉としてZ-RSシリーズのラインナップ拡充に着手するのは、経営戦略上も理にかなっています。これらのことから、2025年中の発表、あるいは2025年モデルとしての発売が期待されているのです。
モーターサイクルショーで公開?

ツーホイールズライフ・イメージ
新型バイクの発表の場として、最も華やかな舞台となるのがモーターサイクルショーです。そのため、もしZ400RSが登場するならば、春に開催される東京や大阪のモーターサイクルショーでサプライズ公開されるのではないか、という期待が寄せられています。
実際にカワサキは、過去にもこうしたイベントで注目モデルを世界初公開してきました。会場の巨大なブースで、ベールに包まれたマシンがアンベールされる瞬間は、多くのバイクファンにとって最高のエンターテイメントです。Z400RSがその主役となる可能性は十分に考えられます。
ただし、これはあくまでファンやメディアの期待を込めた予測の一つに過ぎません。近年では、メーカーが独自のオンラインイベントで新車を発表するケースも増えています。モーターサイクルショーでの発表がなかったとしても、がっかりするのはまだ早いかもしれません。いずれにしても、大きなイベントが近づくにつれて、関連情報が少しずつ出てくる可能性があります。
FXかゼファー?車名の可能性も浮上

ツーホイールズライフ・イメージ
前述の商標問題とも関連しますが、たとえZ-RSシリーズの新型400ccモデルが登場するとしても、その名前が「Z400RS」ではない可能性も指摘されています。もし別の名前が与えられるとしたら、ファンにとってはさらに胸が熱くなる展開が待っているかもしれません。
その候補として名前が挙がっているのが、カワサキの400cc史に輝く伝説的なモデル、「Z400FX」と「ゼファー」です。
Z400FXは、1979年に登場し、400ccクラスに直列4気筒エンジンブームを巻き起こした立役者です。角張ったタンクと直線的なデザインは今なお多くのファンを魅了しています。
一方のゼファーは、1989年に登場し、レーサーレプリカ全盛の時代に「ネイキッド」という新たなカテゴリーを確立した名車です。
これらの歴史的な名前を復活させることは、往年のファンを喜ばせるだけでなく、バイクを知らない世代にも強烈なインパクトを与えるでしょう。カワサキが伝統を重んじるのか、それとも無事にZ400RSを名乗るのか、あるいは全く新しい名前を冠するのか。実車がお披露目されるまでの楽しみの一つと言えそうです。
総括:Z400RSは出る?出ない?2025年登場説から中古情報まで解説
ここまで、カワサキZ400RSに関する様々な情報や予測をまとめてきました。最後に、この記事で解説した重要なポイントを振り返ります。
- 新型Z400RSはカワサキのネオクラシックとして期待されている
- 2025年の登場がバイクメディアによって有力視されている
- 過去にはZ400RSと呼ばれる空冷2気筒の旧車モデルが存在した
- 旧車のZ400RSは中古市場で根強い人気と価格を維持している
- 新型のデザインはZ900RS同様のZ1/Z2スタイルが予想される
- ベース車両は高性能なNinja ZX-4Rが有力候補である
- 77psを誇る400cc直列4気筒エンジン搭載の可能性がある
- ライダーからは登場を待望する声が多く挙がっている
- 一方でZ400RSは出ないという否定的な見方も存在する
- 出ないと言われる理由には商標問題やコストの問題が考えられる
- モーターサイクルショーでのサプライズ発表が期待されている
- 車名はZ400RSではなくFXやゼファーになる可能性も指摘される
- 上級グレード「SE」が設定される可能性も予測されている
- 現時点ではカワサキからの公式発表はまだない
- 今後の最新情報を注意深く見守る必要がある
多くのライダーの期待を一身に背負うZ400RS。そのベールが剥がされる日を、楽しみに待ちたいところです。