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ハンターカブ(CT125)の最高速度が気になって検索された方も多いのではないでしょうか。この記事では、ハンターカブの最高速度に関する実測データや、公道での快適な走行速度、さらにはリミッターカットによって引き出される性能まで、詳しくご紹介します。
また、クロスカブとの速度比較や、燃費性能、よく聞かれる欠点や後悔の声についても取り上げています。ハンターカブは恥ずかしいという声があるのか、250ccとの違いや中古で購入する際のチェックポイントも含めて、バイク選びに役立つ情報をまとめていますので、ぜひ最後までご覧ください。
記事のポイント
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ハンターカブの実際の最高速度と計測方法の違い
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一般道での快適な走行速度
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クロスカブや250ccバイクとの速度比較
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リミッターカット時の最高速や注意点
ハンターカブの最高速度は実際どれくらい?

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クローズドコースでの最高速度記録
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メーター読みとGPS計測の違い
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一般道で快適に出せる速度
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ハンターカブとクロスカブの速度比較
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リミッターカット最高速とは
クローズドコースでの最高速度記録

ツーホイールズライフ・イメージ
ハンターカブ(CT125)の最高速度について、クローズドコースで行われたテストでは「メーター読みで時速107km」を記録した例があります。これは風の影響をできるだけ少なくし、安全に全開走行できる専用のコースで測定されたものです。
この結果は、一般的に知られている90km/h前後という数字を超えており、新型エンジン(JA65)の性能向上が確認されたものです。具体的には、旧型よりも高回転までスムーズに伸びる特性があり、実際に2速で時速70km、3速で90kmを超える加速を見せました。
ただし、この107km/hはライダーの姿勢(伏せ姿勢)や風の条件などにも左右されます。別の計測では104km/hだったケースもあり、常に同じ数値が出るわけではありません。使用された車両はノーマル状態であり、改造などは施されていません。
このように、ハンターカブは見た目以上に速度性能も備えており、特に新型モデルでは実力の底上げがなされています。もちろん、公道で同じような走行は危険なので、あくまで参考データとして見ておきましょう。
メーター読みとGPS計測の違い

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ハンターカブの最高速度を語るときに「メーター読み」と「GPS計測」の違いは知っておくべきポイントです。どちらも速度を表示するものですが、仕組みが異なります。
まず、メーター読みとは、バイク本体のスピードメーターに表示される速度のことです。これは前輪や後輪の回転数をもとに算出されており、タイヤの空気圧や摩耗、車体の振動などの影響を受けやすいです。そのため、実際の速度よりも高めに表示される傾向があります。
一方、GPS計測は、人工衛星からの位置情報を利用して移動距離と時間を正確に測る方法です。道路状況や車両の状態に左右されにくく、実際の速度に近い数値を出すことができます。
たとえば、クローズドコースでメーター読み107km/hを記録した同じ車両でも、GPSでは98km/hだったという結果があります。このように、メーターの数値は参考にはなりますが、実際のスピードとは少しズレがあると考えたほうが良いでしょう。
どちらの測定方法も意味がありますが、「正確さ」を求める場合はGPSの数値を重視すると安心です。
一般道で快適に出せる速度

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ハンターカブは、原付二種の中でも特に一般道での走行に向いているバイクです。一般道でよく走る制限速度は時速60kmですが、ハンターカブならその速度を安定して維持できます。
エンジンは低~中速域での力強さを意識して設計されており、信号の多い市街地や、ゆるやかな坂道でもストレスを感じにくいです。交通の流れに自然と乗れるので、後続車からプレッシャーを受けるような場面も少なくなります。
また、速度を出して走るときの振動も比較的抑えられていて、ライダーが疲れにくいというメリットもあります。前後にディスクブレーキを標準装備しているため、ブレーキの効きもよく、信号の多い道路でも安心して走行できます。
高速道路は走れませんが、一般道の移動や通勤、ツーリングには十分な性能です。60km前後であればエンジンにも余裕があり、快適な走行が可能です。
ハンターカブとクロスカブの速度比較

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ハンターカブとクロスカブはどちらもホンダが製造している原付二種の人気車種ですが、最高速度には少し差があります。クローズドコースで測定されたデータでは、クロスカブは時速98.901km、ハンターカブは92kmほどでした。
この違いはエンジンの特性や車体の設計によるものです。クロスカブの方がやや軽く、タイヤの種類や車体の空気抵抗などが影響して、最高速においては少し優位になります。
ただし、ハンターカブは新型エンジン(JA65)により、高回転での加速力が強化されています。実際の走行では、速度の差を大きく感じることは少なく、日常使いでの体感速度に大きな違いはないとも言えます。
また、どちらも制限速度60kmの一般道では十分な性能があり、最高速度だけでなく快適さや使い勝手も選ぶポイントになります。ツーリング重視ならハンターカブ、軽快さを求めるならクロスカブといった選び方もできます。
リミッターカット最高速とは

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ハンターカブには、速度をある程度で制限する「リミッター」が搭載されています。これはエンジンや車体に負担がかかりすぎないようにするための装置です。通常の状態では、ハンターカブの最高速度はメーター読みで90km〜92kmほどが限界とされています。
このリミッターを解除する、いわゆる「リミッターカット」を行うと、本来制限されていた速度域まで回転数を上げられるようになります。実際に、ノーマル車両に近い状態でリミッターカットや風の抵抗を減らす姿勢などを工夫することで、メーター読みで107km、GPSで98kmという記録が出ています。
ただし、このような改造には注意が必要です。まず、公道での使用は法的に問題が出る場合がありますし、バイク本体にも無理がかかるため、故障や寿命の短縮につながる可能性があります。また、リミッターカットを行うには専用の電子部品(スピードパルス変換ユニットなど)を取り付ける必要があり、知識や整備技術も求められます。
こうした点から、リミッターカットによって最高速を引き上げることは可能ですが、安全性や法令の面もふまえて、慎重な判断が必要になります。趣味の範囲やサーキット走行限定で楽しむ分には、ハンターカブの新たな一面を体感できる方法です。
ハンターカブの最高速度と選ぶ際の注意点

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欠点として挙げられる点
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後悔する人の意見
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恥ずかしいという声は本当?
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ハンターカブと250ccバイクの違い
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燃費悪い?性能とのバランス
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中古で買う際のチェックポイント
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どんな人におすすめか
欠点として挙げられる点

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ハンターカブは多くの魅力がある一方で、人によっては気になると感じる点もあります。まずよく挙げられるのが、シート高の高さです。ハンターカブのシート高は800mmと、原付二種としてはやや高めに設定されています。身長が低めの人だと、足つきに不安を感じる場面があるかもしれません。
また、車体がしっかり作られている分、車重もやや重く感じられるという声もあります。取り回しの軽さを求める人にとっては、扱いづらいと感じることがあります。
さらに、オフロード寄りのタイヤを装着しているため、舗装された道路での走行時にロードバイクと比べて進みが重い、振動が気になるという感想もあります。純正の状態では静かなマフラー音ですが、人によっては物足りなさを感じることもあります。
最後に、価格の面でも「125ccにしては高め」という意見が見られます。装備やデザイン性を考えると納得できる範囲ではありますが、コスパを重視する人にはマイナスに映る可能性があります。
後悔する人の意見

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ハンターカブを購入したあとに「ちょっと違ったかも」と感じた人の意見にはいくつか共通点があります。そのひとつが、スピード感に対する期待とのズレです。最高速度が90km程度なので、125ccクラスにしては「思ったより速くない」と感じる人もいます。
また、外観が特徴的なため「可愛すぎて恥ずかしい」と感じるという声もあります。特に落ち着いたカラーではなく派手な色を選んだ場合、自分のスタイルに合わなかったという意見が出ることもあります。
さらに、ツーリング目的で選んだ人が「高速道路に乗れない」という原付二種の制限に後悔するケースもあります。長距離移動にはやはり制限が大きく、もっと排気量の大きいバイクを選べばよかったという感想につながるようです。
他には、「他の人と被りやすい」「納車まで時間がかかる」「人気がありすぎて中古でも高い」といった意見も見られます。これらはハンターカブの人気ゆえともいえますが、人によっては購入後の満足度に影響するポイントです。
恥ずかしいという声は本当?

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ハンターカブについて「乗るのが恥ずかしい」と感じるという声は、ごく一部の意見にすぎません。実際には、その独特なデザインが好きで選ぶ人が多く、人気カラーも豊富にそろっており、街中でもよく見かけるバイクです。
では、なぜ「恥ずかしい」と言われることがあるのかというと、クラシックで可愛らしい外観が原因と考えられます。特に、原付二種でありながらレトロな雰囲気を持っているため、「男らしさ」や「スポーティさ」を求める人には少しギャップを感じさせるのかもしれません。
ただし、これはあくまで好みの問題です。ハンターカブはアウトドアやツーリングを楽しむバイクとして、機能性や使いやすさの評価が高く、むしろ「かっこいい」と感じて購入する人も多くいます。
バイクのスタイルは多種多様です。他人の意見よりも、自分が気に入ったかどうかが一番大切です。恥ずかしいと思われるかどうかより、自分に合っているかで選ぶのが良いでしょう。
ハンターカブと250ccバイクの違い

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ハンターカブと250ccクラスのバイクには、いくつかの大きな違いがあります。まず、排気量が違うことでエンジンの力や走行性能に明確な差があります。250ccバイクは高速道路を走ることができ、長距離移動やスピード感を求めるライダーに向いています。
一方で、ハンターカブは125cc未満の原付二種に分類されており、高速道路や自動車専用道路を走ることはできません。しかし、燃費の良さや維持費の安さ、取り回しのしやすさではハンターカブが有利です。
また、ハンターカブは低速でも安定して走れるように設計されており、街乗りやちょっとしたツーリングに適しています。オフロード風の見た目と装備で、アウトドアや林道にも対応できます。
250ccバイクと比べると、ハンターカブはパワーでは劣るものの、気軽に扱える点が強みです。どちらが優れているかではなく、自分の使い方に合っているかで選ぶのがポイントになります。
燃費悪い?性能とのバランス

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ハンターカブの燃費については、「悪い」と言われることもありますが、実際には他の125ccバイクと比べて特別に劣っているわけではありません。むしろ、車体の重さやタイヤの種類を考えると、十分に優秀な部類といえます。
一般的な使用での燃費は、おおよそ1リットルあたり50km前後が目安とされています。これは街乗りやツーリングでの実測値に近く、タンク容量が5.3リットルあるため、給油の頻度もそこまで多くはなりません。
燃費が少し伸びにくいと感じる原因のひとつは、オフロード寄りの太いタイヤや、しっかりしたフレーム構造です。これらは快適な走行や悪路への対応力を高めるために採用されています。つまり、燃費だけを最優先にしていない分、走りの安定性や安心感があるということです。
日常の通勤から週末のツーリングまで幅広く使えるバイクとして考えると、燃費と性能のバランスは取れているといえます。
中古で買う際のチェックポイント

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中古でハンターカブを購入する際には、いくつか確認しておきたいポイントがあります。まず、年式と型式の確認です。特にエンジンが新しくなった「JA65型」か、それ以前の旧型かによって、走行性能や装備が変わってきます。
走行距離も大事な指標ですが、距離が短ければ良いというわけではなく、定期的なメンテナンスがされていたかどうかも確認が必要です。整備記録やオイル交換の履歴があると安心できます。
また、オフロードを走った可能性があるバイクは、下回りの傷やサビに注意しましょう。ブレーキの効き具合や、タイヤの減り具合もチェックしておくと後々の交換費用を予測しやすくなります。
純正パーツの有無や、マフラーなどのカスタムの内容も確認しておきたいポイントです。特に音量の大きいマフラーに交換されている場合は、使用環境によって気になることがあります。
購入前には、できれば一度エンジンをかけてみて、異音や始動性に問題がないかを確かめておくと安心です。信頼できる販売店で買うか、個人売買ならしっかりと現車確認を行うことが大切です。
どんな人におすすめか

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ハンターカブは、日常使いからレジャーまで幅広く使いたい人に向いているバイクです。特に、のんびりとしたペースでツーリングを楽しみたい人や、自然の中を走るのが好きな人にはぴったりです。
125ccクラスなので、維持費が安く、自動車専用道路や高速道路は使えないものの、街乗りやちょっとした遠出には十分な性能を持っています。信号の多い道でもエンジンの力がしっかりしているため、ストレスを感じにくいのも特徴です。
また、アウトドアやキャンプが趣味の人にも人気があります。荷物が積みやすく、悪路にもある程度対応できる設計なので、林道や河原へのアクセスもこなせます。
初めてバイクに乗る人でも扱いやすく、クラッチ操作がいらない遠心クラッチなので、ギア付きバイクに不慣れな人でも安心です。さらに、車体のデザインやカラーも個性的で、愛着を持って乗れるという点も魅力です。
スピードを重視する人や、高速道路を使ったロングツーリングをしたい人には物足りないかもしれませんが、気軽に使える多目的バイクを探している人にはとてもおすすめできます。
総括:ハンターカブの最高速度は何キロ?公道と実測データを比較
記事のポイントをまとめます。
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クローズドコースではメーター読み107kmを記録した
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GPSでの実測では約98kmを記録している
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通常走行での最高速はメーター読みで90〜92km程度
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一般道では時速60kmを快適に維持できる
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高速道路は走行不可のため最高速を活かす場面は限られる
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新型JA65エンジンは旧型より高回転域で伸びがある
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リミッターカットにより107kmまで速度を引き出せることもある
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クロスカブの最高速は98.901kmでやや優位
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ハンターカブはエンジン特性で中低速域に強みがある
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メーター読みはタイヤや条件により誤差が出やすい
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GPS計測の方が実際の速度に近く信頼性が高い
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リミッター解除には専用パーツや知識が必要になる
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速度を上げると車体やエンジンへの負担が増す
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最高速よりも街乗りやツーリングに適した設計
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実用域での走行性能や快適性が高く評価されている